疲れて勉強できない場合の対処法

転寝

nblog1

↑ 道山はいま何位?

先日こんな相談をいただきました。
※プライバシー保護の関係で、
内容を一部変更しております。

先生のメール、いつも目から鱗で読んでいます。
私の息子は中学三年です。
部活がハードで疲れてしまうのか、
机に向かった途端眠ってしまいます。

起こしても起こしてもダメです。
思い切って寝かせると朝まで起きません。
それどころか朝もなかなか起きません。
授業はでていますがあとは部活しかしてない状況です。

成績は下がる一方。口では今度はがんばる、
〇〇番以内に入るなどといってますが、
全くと言っていいほど勉強しません。
どうしたらいいのでしょうか。

 

部活がハードな子ほど、家に帰るとすぐに寝てしまい
勉強できないという状態になります。

 

これは仕方がないことで、
もしあなたが毎日10キロジョギングをして、
夜21時から勉強しろと言われても、
たぶん眠くてできないと思います。

 

体の疲れが原因で勉強ができない
というのはある意味仕方がないことなのです。
ただできることもいくつかあるので、
それをお伝えしようと思います。

 

※このお話は子どもが既にやる気がある!
ということ前提のお話になります。

睡眠をとるか勉強を取るか決めるしかない

寝る
最初に大事なことをお伝えすると、
人間とういうのは必要な睡眠時間が異なります。

 

同じ体調であっても、
ある人は5時間で大丈夫なのに、
ある人は9時間寝ても疲れが取れない
ということはよくあることなのです。

 

おそらく今回の相談者の方のお子さんは、
どれだけ寝ても睡魔が取れないタイプなのだと思います。
ではどうしたら良いのか?

 

この場合、

 
  • 睡眠をとって健康状態を良くする
  • 勉強を取って成績を上げる
 

のどちらかを取るか決めるしかありません。

 

わかりやすいのが東大を目指す高校生なのですが、
みんな1日3時間睡眠とかで勉強しています。
当たり前ですが3時間で足りるわけがありません。

 

ただ彼らは多少健康状態が悪くなっても、
成績を上げて東大に入るという選択を選んでいるわけです。
部活を頑張れば必ず眠くなります。
だから9時間くらい寝ないと、疲れは取れないと思います。

 

ただそこで9時間寝ていたら、
1分も勉強できなくなります。
だから睡眠時間を削って勉強するのか、
それとも睡眠をとるのかを決めるしかないのです

睡眠を取るか勉強を取るかの決定方法

二者択一
この時に大事なことは、
親ではなく子どもに決めさせる言うことです。
今お子さんは既に
勉強に対してやる気があります!

 

「成績を上げて●●を買ってもらうぞ!」
と気合が入っているわけです。
にもかかわらずいつも寝てしまい、
勉強ができていないわけです。

 

じゃあどういう言葉をかけたら良いのかというと、
「もし勉強頑張るなら、
明日お母さんと一緒に5時に起きて勉強する?
もし勉強するならお母さんも頑張って起きるよ」
と言ってあげれば良いのです。

 

そこで子どもが「起こして」と言うなら、
早めに寝て、5時に起こせばよいのです。
起きたらすぐに熱めのシャワーを浴びて、
美味しい朝食を食べ6時から7時まで勉強すればよいのです。

 

子どもの意志がないのに無理に起こしたら、
愛情バロメータは下がります。
しかし子どもの意志があるのであれば、
朝早起きさせても問題ないのです。

親としてできるサポートは全て行う

早起き
ここで良く起こしてしまう失敗は、
親は寝ているのに、子どもだけ早起きして勉強させる
と言う方法です。

 

これはあなた自身が、楽して子どもに勉強させたいと
思っているからだと思うのですが、
これでは絶対に成績は上がりません!

 

道山流のモットーは、
親子で一緒に成績を上げていく、と言うことです。
もしあなたが、

 
  • 子どもの成績を上げたい
  • でも自分は楽をしたい
と思っているなら、おそらく一生成績は上がりません。

 

親子で一緒に努力をしていくからこそ、
愛情バロメータを下げずに成績を上げることが
可能になるわけです。

 

だからこそ、

 
  • 子どもよりも早く起きて美味しい朝食を作る
  • 勉強のサポートはできる限り行う
  • 子どもが求めているならお金のサポート(家庭教師など)もする
 

ということをできる限りしてあげてほしいのです。

 

最初に勉強を取るか睡眠をとるかを決め、
親としてできるサポートを全力で行う
という2つの事をしっかり意識してもらえれば、
必ず今の状況を打破できると思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ

 

道山のブログを少しでも楽しんでいただけた場合は クリックをいただければとても嬉しいです 🙂

nblog1

↑ 道山はいま何位?

 

関連記事

  1. うつ病

    勉強しないうつ病の高校生に親ができること

  2. 字を書く

    子どもが汚い字を書く原因と改善法

  3. 復習

    中学生本人からいただいた嬉しい報告

  4. 中3で内申点が12も上がった成果報告

  5. 漢字

    【元教師が解説】1分で1つ漢字を覚えるコツとは?

  6. やる気がない

    やる気が出ない受験生の親ができること

  7. 大学生

    大学生の不登校の対応法

  8. 合格

    中学受験の合格後にやっておくべきこととは?

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

>>続きはこちら

活動風景

成績UP無料メール講座

思春期の子育てメール講座

アーカイブ

PAGE TOP