大谷翔平を育てた子育て理論<<7つの法則>>

野球

あなたは大谷翔平選手をご存知でしょうか?プロ野球選手として、今年からメジャーリーガーになった方です。現時点でイチロー選手を超える可能性があるとも言われている、今一番期待されている選手です。

先日あるテレビ番組で、大谷翔平選手の育て方がやっていました。これが本当に素晴らしく、文句のつけようがありませんでした。

そこで本日は、その時に報道されていた大谷選手の育て方を子育て理論的に解説したいと思います。

この話から分かることは、子どもが喜ぶ育て方をすれば、プロ野球選手に育てることもできるということです。

メジャーリーガー大谷翔平選手の凄いところ

バットとボール

最初に大谷選手は何が凄いのか?端的にまとめたいと思います。通常野球選手というのは、投手と野手にわかれます。

投手というのは「ピッチャー」のことです。松坂大輔選手、ダルビッシュ有選手、田中将大選手などは投手です。球を投げて、打者に打たれないようにするのが彼らの仕事です。

野手というのは、ピッチャー以外の内野手、外野手、捕手などです。イチロー選手や松井秀喜選手などは野手です。彼らの役目は、守ることと打つことです。しっかり守り、しっかり打つことが彼らの役目です。

大谷選手のポジションはピッチャーです。日本人最速165kmの速さの球を投げます。日本にいた2015年は、15勝5敗防御率2.24という成績です。わかりやすく言うと、松坂選手やダルビッシュ有選手と同じレベルかそれ以上の成績をあげています。

また2016年は投手として10勝をあげながら、バッターしても、本塁打22本、打率3.22をあげています。これもわかりやすく言うなら、ピッチャーをしながら、イチロー選手や松井選手くらい打っていたということです。

※私は野球の専門家ではないので、若干認識間違いなどがあればすみません。

楽しい家庭づくりが徹底されている

家

名実ともに、現在日本トップレベルともいえる大谷翔平選手ですが、実は大谷選手を育てたお父様お母様が本当に素晴らしいのです。子どもにとって居心地の良い環境が作られています。

法則1学校から帰ると家族みんなでテレビを見る

テレビ

学校から帰ると、まずは家族みんなでテレビを見ていたそうです。通常、多くの方は学校から帰ると勉強をさせます。しかし大谷家では、まずは家族団らんの時間を取るわけです。

すると親子関係が良くなるので、子どもは親の言うことを聞くようになります。後で「勉強しよう」と言っても素直に言うことを聞くようになるのです。

法則2勉強はリビングで家族みんなで行う

勉強

その後リビングで兄弟みんなそろって勉強をしていたそうです。今の時代、子どもたちは塾で勉強したり、部屋で一人で勉強したりすることが多いです。

大谷家では、リビングでお母さんが料理を作っている前で勉強していました。こうすると、わからない問題があった時、すぐに親が教えることができます。その結果、成績も伸びやすいです。

法則3自分の部屋に戻るのは寝る時のみ

寝る

大谷選手が自分の部屋に戻るのは、寝る時のみだったそうです。なぜ自分の部屋に行かないのかというと、家族の中が良いからです。

リビングで一緒にテレビを見たり、話をしたりすることができる家族関係なので、部屋にいるよりもリビングにいたほうが楽しいのです。

法則4食事は家族そろってみんなで食べる

食卓

大谷選手は小さいころ、あまり食べ物を食べなかったそうです。そこで、お母様は無理に食べさせようとしませんでした。代わりにお父様が、残業を辞めすぐに帰宅して、家族みんなで食事をとるようにしました。

その結果食事が楽しくなりたくさん食べるようになったそうです。この方法を使うと、子どもはたくさん食べるようになるだけでなく、家族の仲もさらに良好になります。

その結果、学校で起きたトラブルもすぐに親に話すようになります。だから例えいじめを受けたとしても、早い段階で解決できます。

法則5休みの日はホットプレートで食事

ホットプレート

大谷家では、休みの日にはホットプレートでワイワイ食事をしていたそうです。こういったことをすると、家族の仲がさらに深まります。

以前私が、ゴールデンウイークは家族でバーベキューをすると良いですよ!と伝えたのと同じ理由です。家族で楽しく食事をするのと、一人で孤独に食事をするのとでは、体に入る栄養も違います。

過干渉や夫婦喧嘩の悪影響がない育て方

夫婦

楽しい家庭環境づくりが徹底されている大谷家ですが、実は育て方も文句のつけようがあります。特に次の2つを徹底されたお父様お母様は素晴らしいです。

法則6夫婦喧嘩は子どもに見せない

夫婦喧嘩

夫婦喧嘩は子どもに悪い影響を与えます。大谷家では、夫婦喧嘩を子どもに見せないように意識していたそうです。

夫婦と言っても元は赤の他人です。価値観が合わず喧嘩することもあると思います。喧嘩することは悪いことではないのですが、それを子どもに見せるのは良くないのです。

法則7父親はほとんど叱らなかった

父親

お父様は大谷選手をほとんど叱らなかったそうです。上記の育て方をしていたら、大谷選手が問題行動を起こすことはほとんどありません。

だから「叱らなかった」のではなく、「叱る必要がなかった」可能性もあります。1度だけ、お父さんが許せないと思ったときだけ、叱ったそうです。このバランスも非常に素晴らしいです。

子どもが喜ぶ育て方ができれば子どもは自然に優秀になる

家族団らん

大谷選手のお父様お母様の育て方というのは、それほど難しいことではありません。ただここで意識してほしいのは、多くの方がやってしまいがちな、
  • リビングでテレビを見ていたら「テレビの前に勉強しなさい」と言う
  • 仕事ばかりして普段は子どもと関わらないのに、命令ばかりする
  • 家の中で、愚痴や不平不満を言う
ということは一切やっていないということです。テレビでは言われていなかったのですが、大谷選手のお父様とお母様の子育てで一番すごいのはこの点だと思います。

子どもが喜ぶ育て方さえできれば、何も言わなくても子どもは勝手に成長します。全員がプロスポーツ選手になれるとは言いません。

しかし、本当にやりたいことが野球なのであれば、野球選手になれる可能性だって十分あるということです。大谷家のルールの中で、今できていないことがあれば一度取り入れてみてください。

きっとお子さんとの関係は良好になると思いますよ。

なお、私が配信している思春期の子育て講座では、今回お伝えしたような子どもが喜ぶ育て方をさらに理論的に解説しています。よかったらこちらも参考にしてみてくださいね。

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本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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