親の考えが変わらない限り問題は別の形で起こる

親の考え方

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物事には、

  • 根本的な原因
  • きっかけ
の2つがあります。

 

多くの方が、きっかけばかり気にしてしまうのですが、
結局根本的な原因が解決しない限り、
問題は別の形で起こります。

 

これはこの世の中の真理なので、
大人だけでなく中学生にも言えることです。
今日は「根本的な原因」と「きっかけ」
の違いについてお話しします。

ケース1 不登校や非行の原因ときっかけ

不登校
一番わかりやすいのが不登校や非行です。
例えばある子が学校で先生に叱られたとします。
その結果不登校になってしまったとします。

 

するとあるお母さんは、
「先生と相性が合わないからうちの子は不登校になった」
と考えます。
しかしこれは大きな間違いです

 

なぜなら90%の子どもは、
先生に叱られたくらいで不登校にはならないからです。
この場合、
確かに不登校のきっかけは先生に叱られたことです。

 

ただ根本的な原因は、
「親子関係が良好ではない」ということなのです。
当たり前ですが、根本的な原因が解決しない限り、
問題は何度も再発します。

 

例えばここでクラス編成が行われ、
担任の先生が変わったとします。
すると一時的に不登校が治ることがあります。

 

お母さんとしては、
「やっぱり先生と合わなかったんだわ」
と思うかもしれないのですが、

 

親子関係が未だに良好ではない限り、
  • 友達と喧嘩をした
  • 自分の筆箱がなくなった
  • 席替えで自分の嫌いな席になった
と言うようなタイミングで、
再度不登校になります。

 

これが今回のタイトルである、
「親の考えが変わらない限り問題は別の形で起こる」です。

ケース2 成績を上げる

塾さぼる
私自身今までに様々な方法を試してきて、
その結果たどり着いたのが道山流学習法です。
  • 親子関係を良好にし、
  • きちんと動機づけをして、
  • 必要なところまで成績を上げ、
  • それ以上は成績を上げない
 

これが唯一、子どもが幸せだと感じながら、
成績を上げるステップになります。

 

ただまれにこの流れを理解できない方で、
子どもが望んでいないにもかかわらず、
「道山先生!もっと子どもの成績を上げたいのですが」
という相談をされる方がいます。

 

その結果どうなるのかと言うと、
  • 親子関係が悪くなってきて
  • 子どもは勉強をしなくなり
  • どんどん成績が下がっていく
と言う流れになります。

 

そこで何とか成績を上げようと思い、
子どもを高額の学習塾に入れるとします。
そこでスパルタ教育を受けるとします。

 

その結果一時的に成績を上げることは可能です。
しかし今回のタイトルにもあるように、
一時的に成績は上がったとしても、
親の考え方が変わっていない場合再び問題が起こります。

 

よく起こる問題としては、
  • 塾をさぼるようになる
  • 勉強をしないどころか不登校になる
  • 友達関係が変わり悪さをするようになる
などです。

 

結局根本的な原因が解決されない限り、
どれだけ一時的な解決策をしたとしても、
問題は別の形で起こるわけです。

唯一の解決策は価値観を変えること


ではどうしたら良いのかと言うと、
結局のところ価値観を変えるしかありません
  • 不登校を解決するために愛情バロメータを上げよう
  • 成績は子どもが望むところまでのみ上げるようにしよう
という価値観に変えない限り解決はできないのです。

 

ではどうしたら価値観を変えられるかと言うと、
  • 毎日書籍や音声などを聞いて自分を洗脳する
  • 上記のような価値観の友達と接する時間を増やす
の2つをすることで人は価値観を変えられます。

 

人間と言うのはつい、学ぶことをやめてしまうと、
元の価値観に戻ってしまいます。
その結果昔起こっていた問題が再発します。

 

こういった時こそ、
私のメルマガやブログのバックナンバーや
教材、伊藤先生のDVDなどを読み返してみたり、

 

親子関係が上手くいっているママ友と
食事に行ってその方の価値観を聞いてみたりして
自分の考えがずれ始めていないかを、確かめてみてくださいね。

 

これを繰り返していくと、
気付いたときには良い価値観に変われる思います!

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ

 

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コメント

    • 神崎あずさ
    • 2016年 3月 28日 5:18pm

    毎日、道山先生のブログを拝見し、
    今の悩みと照らして、一喜一憂しています。
    息子も6年の担任と合わず、不登校になりかけ、
    毎週、学校に改善を求めに行き、今、振り返ると
    私が過保護にしていたようで、過干渉だったと
    思います。だから、部活をやりたいと言ったのに
    校外のクラブチームに差し障るからと反対し、
    今、息子はクラブチームを続けるか悩んでいます。
    子供に苦労かけないことが親の努め=愛情 では
    ないのですね。春休み中、息子が悩む姿をみて
    私は耐えたいと思います。この記事を毎日見ながら

    • まだ6年生なら大丈夫ですよ!これから変わっていきましょうね!

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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