親は子供の恋愛にどれだけか関わるべきか

子供の恋愛

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容を一部修正しております。

こんにちは。今日は息子の相談です。高校は、第一志望に合格でき、中学生活もあと2ヶ月というところです。

息子には、付き合っている彼女がいます。先日、友達と映画を見にいくといい嘘をつき、彼女の家にお邪魔していました。

なんでバレたかと言うと、以前塾に行くと言い、遊んでいたことがあり、3回目だったので、もう信用できないからどうしよう?

と話したら、自分からGPSを私の携帯とつなげてきました。それで、映画ではなく、個人宅だったので息子メールしたら、

彼女のうちでうちの人にも挨拶したし、公立受験の彼女に勉強を教えているだけだから、信用してほしい。と言われました。

息子は、わかったといい、父親には言わないでと言われました。相談は、また嘘ついて彼女のうちに行くのではないか、その場合の部屋での行動が心配です。

あと、父親に話すか迷っています。自分の考えを押し付けるところがあり、たまに手もでるので、心配です。よろしくお願いします。

実は最近恋愛に関する相談を毎日のようにいただいています。そこで本日は親は子どもの恋愛にどこまで関わるかについて解説します。

恋愛というのは子どもを成長させる一方、少し間違えると地獄に陥る可能性もあります。上手に親がサポートすることで、地獄に落ちる可能性を下げることができます。

子どもを信じられないことが間違い

監視
今回頂いた相談なのですが、一つ改善すべきところがあります。それは、

もう信用できないからどうしよう?

と話した点です。親や教師というのは、たとえ子どもに裏切られても、信じ続けてあげないといけません。信じられなくなった瞬間に、子どもも親のことを信じなくなります。

「私はあなたのことを信じられません」と子どもに伝えるのは、「私はあなたのことを子どもだと思っていません」と伝えているのと同じです。おそらくお子さんはすごく悲しんだと思います。その結果が、

自分の考えを押し付けるところがあり、たまに手もでるので、心配です。

と言う状態です。結局子どものこういった行動は、親が子どもを信じておらず、常に監視状態になっているから起こってしまっているわけです。今後こういった状態を改善するためにも、

  • 子どもを信じる
  • 子どもを監視することはやめる
ということを意識することが大事です。こちらの生地も参考になると思います。

>>親は子どものスマホを見てもいいの?

親が干渉できるところとできないところ

愛情
では親として、子どもの恋愛にどこまで関わるべきか?私なりのアドバイスをします。そもそも人間というのは、他人を100%干渉することはできません。

もしこれをしようと思ったら、牢屋に閉じ込めておかないとできません。いくら子どもに、
  • ○○はダメ
  • ○○に行ったらいけない
と言ったとしても、親が見ていない場面であれば、子どもはどれだけでも約束を破ることができてしまうわけです。ではどうしたらよいのか?私自身の考えとしては、
  • 常に愛情バロメータを上げておく
  • 親の気持ちを伝えるのは良いが干渉はしない
という立ち位置が良いと思います。まずは愛情バロメータを上げておきます。これをしておくことで、「子どもは親が悲しむようなことはできない」と言う気持ちになります。

いわば無言の干渉です。その後で、「お母さんとしては、中学生の恋愛では、○○以上の子とはしないでほしい」と1度だけ伝えます。

おそらく愛情バロメータが上がっていれば、子どもは素直に聞くと思います。1度親の想いを伝えたら、後はひたすら信じるのみです。また、
  • 何度も何度も言わない
  • その後も引き続き愛情バロメータを上げる
の2つを意識することも大事です。

もし裏切られたら?


よくこういったことを言うと、「道山先生の言うことは理にかなっています。じゃあもし裏切られたらどうすれば良いのですか?」と思われる方がいます。

これは、道山流思春期の子どもへの接し方の大前提の考え方なのですが、子どもというのは、何度も何度も大人を裏切ります。

私も子どもたちに何度も約束を破られました。これは子どもなので仕方のないことです。もし子どもが約束を破ったら、親が責任を取って助けてあげてください。

恋愛の例で言うと、「相手の家に行くのはやめてほしい」と伝えていたとしても、興味本位で行ってしまうことがあると思います。

これが原因で、相手の親からクレームの電話がかかってきたら、誠心誠意を持って謝ってあげれば良いのです。あくまでも私の感覚ですが、
  • きちんと子どもを信じてあげる
  • 愛情バロメータを常にあげておく
という2つをしっかりとやっておけば、子どもは絶対にやってはいけないミスなどはしないように意識すると思います。※恋愛以外の場面でも同じです。

今の日本で暮らしている以上、子どもを100%干渉することは無理です。であれば、上記の2つをしっかりやっていくのが一番良い方法だと私は信じています。

裏切られる可能性を大きく減らす愛情バロメータUP戦略

子供
ここまで説明したように、親は子どもを100%干渉することはできません。だからこそ、できる限り子どもが親の言うことを聞いてくれるように、日頃から愛情バロメータを上げておくことが大事です。

では愛情バロメータを上げるにはどうしたら良いのでしょうか?実は効果的に愛情バロメータを3つの方法があります。

毎日この方法さえ意識していただければ、3か月後には愛情バロメータが大きく上がり、今よりさらに笑顔あふれる家族に変わります。

現在私は、思春期の子育て講座というものを無料で配信しています。愛情バロメータを上げる3つの方法についても詳しく解説しているので、よかったら参考にしてみてください。

>>思春期の子育て講座の詳細はこちら

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
道山ケイ

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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