2023年4月に、これから高校受験を行う子がいる保護者向けに、オンラインで「高校受験やる気UP勉強会2023」を行いました。
本日はそのときの様子を紹介しつつ、勉強会でもお伝えした「高校受験対策で意識すべきポイント」を解説します。
ここが理解できていれば、確実に合格に近づくことができるでしょう。受験生のお子さんを持つ親は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
目次
高校受験やる気UP勉強会当日の様子
この勉強会は、毎年4月に行なっているものです。2017年から行なっていますので、今年で6年目になります。
ありがたいことに、今年度は、アーカイブ動画での視聴も含めて、170人ほどが参加してくださいました。
当日にアンケートを実施した結果、満足度は99%(80点以上を満足とする)となり、
「中学に入学したばかりで内申点や高校受験のことが聞けて勉強になりました」
「親子で話し合って、進路を決める手順がよく分かりました」などの感想も、いただきました。
以下、アンケートに書いていただいた勉強会の点数の詳細です(10点未満は四捨五入で計算し、書いてくださった方のみで集計しています)。
- 100点:67人
- 90点:21人
- 80点:10人
- 70点以下:1人
高校受験は親の力で9割決まる
実は、高校受験がうまくいくかどうかは、親の力で9割決まります。というのも、中学生の場合、まだ自分で進路を考えたり、効率のいい勉強法を実践したりするのは難しいからです。
そのため、こういったできないことを親が一緒に考え、サポートするだけで、合格率は大きく上がります。
しかし、ほとんどの方は、どのようにサポートすべきかがわかっていません。
その結果、間違ったサポートをして逆にやる気をなくさせたり、親子関係が悪化してしまったりするのです。
今回の勉強会では、私が過去に3000組以上の受験生の親子をサポートしてわかった「志望校に9割受かる親の受験サポート法」について解説しました。
なので、お伝えしたことをしっかり実践していただければ、受験は高確率で上手くいくと思います。
勉強会でお話しした「親がすべき3つのサポート」
では、どういったサポートが必要なのでしょうか。勉強会でお伝えしたことの中から、特に大事な3つを紹介します。これだけ意識していただくだけでも、お子さんのやる気はかなり変わるでしょう。
1つ目は、良好な親子関係作りです。関係が悪いと、進路などの大切な話し合いができません。
子どもの話をしっかり聞いたり、家にいるときは笑顔で過ごしたり、子どもの好きなことを学んだりして、日ごろから良好な関係を作っておきましょう。
2つ目は、進路を一緒に考えることです。子どもが望む条件の学校を探し、提案するのは親の役目です。その上で、最後は子どもに決断させましょう。
学校を探すときは、つい親が行かせたい学校の資料などを集めたくなるかもしれません。しかし、そこはぐっと我慢して、子どもの意見を尊重しましょう。
3つ目は、脇役サポートをすることです。子どもが嫌がらない距離感で、手伝ってほしいところだけサポートしましょう。
子どもが頼んでくるなら、勉強を手伝ったり、一緒に計画を立てたりします。頼んでこないなら、頼んでくるまでは何も言わないようにしましょう。
これら3つのサポートが、高校受験を成功させるために必要です。これだけで、飛躍的に合格率がUPするでしょう。
明日ですが、「友達関係の悩みに親はどう関わる?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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