「過干渉をやめ方がわからない」
「私って、過干渉なのかしら…」
という悩みを持っていないでしょうか?実は、過干渉の子育てをしていると、子どもにある特徴が出てきます。その結果、子どもの人生がどんどん悪い方向に進んでしまいます。
そこで、元中学校教師で現在は年間3000組の親子の勉強をサポートしている道山ケイが、過干渉の親に育てられた子どもの特徴について解説します。
現在、過干渉の子育てをしているのになかなかやめられない場合、この記事を読むと「やばい!早くやめないと」と感じるはずです。
また、どういった子育てに変えていけば子どもが変わるのか解説したので、今お子さんが荒れたり問題行動を起こしている場合、早急に改善できるかと思います。
目次
過干渉の子育てとは?過保護と勘違いしている親が多いです!
過干渉の子育てというのは、子どもの望んでいないことをやりすぎてしまう事です。もともとは、私の師匠の佐々木正美先生が、定義された言葉になります。
当たり前ですが、子どもを育てる上で、子どもが望んでいないことを要求することも大切です。
たとえば子どもが「宿題をやりたくない」と言ったとしても、「学校で出されているものだからやらないといけないよ」と言って、やらせないといけないからです。
しかし、必要以上に「あれしろ」「これしろ」と言いすぎてしまうと、過干渉になります。
その結果、子どもはどんどん親の事が嫌いになり、いずれ愛情不足になります。子どもは、愛情不足になるとさまざまな問題行動を起こしたり、特徴が出てきたりするのです。
では、過干渉の子育てをして、子どもが愛情不足になると、どういった特徴が出てくるのでしょうか?ここでは、代表的な2つの特徴について紹介します。
特徴①恋愛に依存する
誰でも大学生ぐらいになったら、本格的に恋愛をします。ただ、小学生のうちから本格的な恋愛をしている子っていますよね?
ああいった子は、過干渉で育てられている可能性が高いです。もちろん、中学校の段階で彼氏彼女を作るぐらいは問題ありません。
ただ、親に黙って一緒に泊まりに行ったり、性的な関係を持っていたりする度が過ぎた恋愛をしているなら、過干渉の子育てをしてしまっている可能性があります。
なぜ、過干渉の子育てをすると、恋愛に依存するのでしょうか?これは、異性に求めること=自分の親が満たしてくれなかったことだからです。
たとえば、彼氏に依存している女の子は、父性が欠けた子育てをされてきた可能性が高いです。本来なら親が父性的な面を見せないといけないのですが、それができていないと、その部分を彼氏に求めてしまうわけです。
※父性=ダメなことは、ダメだと厳しく叱る愛情
一方、彼女に依存している男の子は、母性が欠けた子育てをされてきた可能性が高いです。その結果、彼女に母性を求めてしまうのです。
※母性=なんでも受け入れてくれる愛情
お子さんが恋愛に依存していて、他の子と比べてやり過ぎている感が出ている時は、過干渉の子育てをしていて子どもが愛情不足になっていないか、チェックしてみてください。
特徴②無気力になる
過干渉というのは、両親からあれこれ命令してしまう子育てです。この子育てを行うと、子どもは自分の将来に夢や希望を持てなくなります。
なぜなら、「自分の人生は自分で決めるのではなく、親に言われる通りに生きないといけない」と思うからです。すると子どもは、どんどん無気力になっていきます。
気力というのは、自分の未来を良くしていこうという気持ちから、出てくるものです。自分の未来を自分でコントロールできないと感じると、努力する意味を感じなくなるので、無気力になるのです。
もしお子さんが、現在無気力になっていて、勉強をやらない、学校に行こうとも思っていない、部屋に引きこもって出てこないなら、過干渉の子育てをしている可能性があります。
ただの性格ではないので注意!過保護の子育てに変えよう
現在過干渉の子育てをしている場合、どのように変えていけば良いのでしょうか?答えは「過保護の子育て」に切り替えることです。
過保護と聞くと、悪いイメージが感じるかもしれません。これは誤解で、過保護というのは理想的な子育て方法を表す言葉です。
そもそも過保護とは、子どもの要求を親がしっかり聞くことです。たとえば、子どもが「ショッピングモール連れていって」と言ったら、「いいよ」と言って連れていってあげることです。
この子育てを続けていくと、子どもはお父様お母様の事が大好きになります。親からの愛情に満たされるので、愛情不足状態がなくなります。
すると、父性や母性も第三者に求める必要がなくなるので、過度に恋愛に依存することもなくなるのです。
さらに、自分の未来に対して希望を持つことができるので、気力が沸き、勉強や部活など学校生活を頑張れるようになります。
もしお子さんが過干渉の子どもの特徴に当てはまっていたら、一度過保護の子育てを変えてみることが大事になります。
愛情不足の子どもの特徴チェックと不登校の原因と対策
過干渉の子育てを行うと、子どもは愛情不足になります。その結果、嘘をついたり、学校に行き渋りはじめたり、ひどくなってくると不登校や暴言、暴力が増えていきます。
そこで、「現在、過干渉の子育てをしていたかも」と感じられた場合は、一度お子さんが愛情不足になっていないかチェックしてみてください。
早めに対処することで改善することができます。すると、子どもの問題行動も、防ぐことができると思います。
>>元教師が解説!愛情不足の子どもの特徴
また、今回お伝えした内容を意識して子育てをすれば、子どもが荒れていたり、問題行動を起こしていたとしても少しずつ改善されてくると思います。
ただ、既に手に負えない状態になっている子もいるでしょう。たとえば、不登校になってしまっているようなケースです。
この場合は、次のページで解説している不登校の対応法を行ってみてください。少し時間はかかりますが、改善させることはできます。
>>不登校の原因の解説ページに進む
子どもが変わる!過保護の子育て3ステップ
最後になりますが、現在私は、全国的で「子どもが喜ぶ思春期の子育て法を伝える勉強会」を行っております。最近では、PTAの連合団体などからも依頼を頂いて、講演をしています。
対象は、思春期の子どもがいるお父様お母様です。ただ、遠方で足を運べないという方もいるので、思春期の子どもに対する細かい接し方について無料の講座を配信しています。
題して「思春期の子育て講座」です。こちらの講座では、長期的な不登校を解決する方法や、心を閉ざした子へのアプローチ法などを解説しています。講座は無料で、どなたでも読むことができます。
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よかったらこの機会に、こちらのマニュアルも読んでいただけると嬉しく思います。
>>思春期の子育て講座(無料)に詳細はこちら
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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