良いノートと悪いノートの違いとは?

ノート

高校受験を成功させるうえで大事なものに「内申点」があります。内申点を決める要素は、定期テスト、提出物、授業態度です。

その中の授業態度を上げるうえで大事のが、ノートです。ノートをきれいにまとめられている子は、必然的に内申点が上がります。

一方頑張っているのにポイントを押さえていないとノート点は上がりません。そこで本日は、良いノートと悪いノートの違いを紹介します。

この2つの特徴がわかると少ない労力でノート点が上げることができます。その結果、高校受験に合格できる確率が上がります。

ノートには3種類ある!それぞれの特徴を解説

最初に理解していただきたいのはノートの種類です。中学生が使うノートには3種類あります。
  • 授業ノート
  • 暗記ノート
  • まとめノート
の3つです。多くの子はこの違いが理解できていないため、無駄な労力を使っています。ではそれぞれのノートは、どのような役割があるのでしょうか?まとめていきます。

授業ノートの役割は内申点を上げること


授業ノートは授業の内容をメモしていくためのノートです。ただこれは形式的な考え方で、本来の目的は授業点を高くすることです。

つまり、いかに授業点を高めるかを意識して、ノートを書いていく必要があります。まとめ方が下手だったとしても、授業点を上げることができれば目的は果たせたということになります。

さらに詳しい説明はこちらにまとめてあるので、よかったら参考にしてみてください。

>>元教師が暴露するノート点の決め方

暗記ノートの役割は定期テストの点数UP


暗記ノートはテスト対策用に、単語などを暗記するためのノートです。

綺麗に書く必要はなく、ただ漢字などをたくさん書いてあればOKという感じのノートになります。

最終的な目的は、定期テストの点数を上げることです。この目的を果たすことができれば、きれいにまとめる必要はありません。

まとめノートの役割は効率よく復習すること


まとめノートは、テスト対策をしていくとき、何度も間違える問題があったらそれをメモして、テスト前に確認をするためのノートです。

重要語句をオレンジペンで書くなどして、暗記できるようにしておくと良いです。綺麗に書く必要はないのですが、大事なポイントを押さえていくことが大事になります。

内申点を上げるには2つのポイントを押さえて授業ノートを作る

授業ノート、暗記ノート、まとめノートの違いは理解していただけましたでしょうか?この中で内申点に影響するのは授業ノートです。

つまり普段何気なく使っている暗記ノートやまとめノートには力を入れる必要はありません。あなたが使いやすいように使えばよいのです。

ただ授業ノートだけは先生に提出するのが目的なので、高得点が取れる書き方をしていかないといけないのです。

具体的には次の2つのポイントを意識すると、ノート点が上がります!

①教科担当の右脳を刺激する書き方をする

ノート点というのは、教科担当が主観で決めているものです。つまり、なんとなく「この子は頑張っているな」と思えば高得点を、なんとなく「この子は手を抜いているな」と思えば低い点数を付けるのです。

ではどうしたら教科担当の先生からなんとなく「頑張っているな」と思ってもらえるのでしょうか?ポイントは先生の右脳を刺激することです。

右脳は文字ではなくイラストや色に反応します。ノートを取るときは多少字が雑でも、
  • 色ペンやマーカーを使う
  • イラストを描いたり写真を貼ったりする
と教科担当の右脳を刺激することができるので、ノート点が上がります。

②他の子と差別化できる要素を入れる

もう一つ大事なことは他の子との差別化です。授業ノートは基本的に黒板をそのまま写して作ります。すると他の子と似たようなノートになります。

これだと差別化ができないため、イラストや写真などだけの勝負になってしまいます。他の子と差別化するためには、黒板に書いていないことを書くことが大事です。
  • 授業を受けて得た感想や次の授業への課題
  • 授業では習わなかった関連事項
などを空いているスペースに書くわけです。これだけで差別化ができるため、ノート点が上がります。

実際に道山が中学生のノートを見ながらポイントを解説

以前私のメルマガ読者の方限定で、ノートの添削を行ったことがあります。その時に送っていただいたノートを見ながら、ポイントを少し紹介します。

掲載許可を得られたものしか載せていないのですが、著作権のあるデータです。勝手に流用するのはご遠慮いただければと思います。

中学生のノート
しっかりと色を使い、イラストも載せています。教科担任の右脳を刺激できるノートになっていると思います。非常に高評価の授業ノートだと思います。

中学生のノート
一番下にメモという感じで、黒板には書いていないことを書いています。また右側に「ポイント」という感じで、大事な点をまとめています。これは高評価です。ただ色が少ない気がするので、
  • <例6>
  • POINT
  • MEMO
あたりをマーカーで色を塗るか、黒ではなく色ペンにすると良いです。数学はなかなかイラストを入れることができないので、色を入れることで差別化しましょう。

本日のまとめ

ノートは授業ノート、まとめノート、暗記ノートの3つに分類できます。全て同じ感覚で作ると、内申点が下がります。

授業態度を上げるために綺麗にまとめるノートと、定期テストをするためにひたすら書くノートは違います。今使っているノートが何のノートなのかをきちんと理解し、作るようにしていきましょう。

なお最初にお伝えしたように、ノート点を上げる目的は内申点を上げることです。内申点を上げるためにはノート点を上げる以外にも様々な方法があります。

特に意識することについて以下のページにまとめてあるので、よかったら参考にしてみてください。

>>短期間で内申点を上げる方法に進む

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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