【元教師が解説】効果的な予習と復習の仕方とは?

勉強

「勉強の予習はなぜ必要なの?」

「予習や復習のやり方がわからない」

という悩みを持っていないでしょうか?安心してください。ちょっとしたコツを意識すれば、短時間で予習と復習をすることができます。

そこで、元中学校教師で現在は年間3000組の親子の勉強をサポートしている道山ケイが、勉強の予習と復習の仕方について解説します。

この手順で対策していけば、仮にお子さんが予習と復習のやり方が分かっていなくてもすぐにやり方をマスターすることができます!その結果、勉強効率が上がり、高校の合格率もぐんと上がりますよ!

中学生が予習すべき教科は「英語」と「数学」

積み重ねる

最初に大事なことをお伝えします。そもそも、中学生が予習すべき教科は英語と数学の2つです。

なぜこの2教科なのかというと、この2つは「積み上げ式の教科」と言われているからです。

たとえば、中1の範囲がわからないと中2中3の範囲もわかりませんよね。

一番わからなくなったら困る教科なので、しっかり予習をして授業を理解することが大事なのです。

一方、国語・社会・理科の3教科は、仮に中1の範囲がわからなくても中2の勉強をしっかり頑張れば、良い点数を取ることができます。つまり、余裕があったらやるくらいの感覚でOKです。

数学と英語の予習ですが、かかる時間は1教科あたり1日15分です。つまり、2教科やる場合は30分あればできます。

予習の仕方の基本は「教科書の音読」と「例題を解くこと」

英和辞書

次に予習方法です。まず英語の場合、教科書の音読をしましょう。翌日習う教科書のの文章を、1回音読してください。それだけで最低限の予習ができます。

余裕があれば、明日習う範囲でわからない英単語の意味を辞書で調べて、書き込んでおくとさらに効果的です。

これだけなら、15分あればできますよね。ちなみに国語も同じ方法で予習ができます。この2教科は、教科書の音読をしておくだけで授業の理解度は大幅に上がるからです。

次に数学です。数学の場合は教科書の例題を解くだけで良いです。たとえば、明日、連立方程式を習うとします。

この場合、教科書の例題を1回解くだけです。わからない問題が出てきたらそこに線を引いておいて、明日の授業で集中して聞きましょう。

これだけで、授業の理解度は大幅に上がります。例題を解くだけなので、こちらも15分程度でできると思います。まずはこの2つからやってみて下さい。

復習のコツは「問題集の基本問題を解くこと」

問題集

次に、復習方法です。復習方法は簡単で、その日に習った学校の問題集を解くだけでできます。たとえば数学なら、学校で連立方程式を習ったとします。

この場合、学校の問題集に載っている連立方程式の問題を解くだけです。これにかける時間も15分くらいです。15分以内に解ける問題だけ解けば良いです。

復習の基本は「基本問題を解くこと」です。応用問題まで解く必要はありません。授業で習った直後に基本問題を解くだけで、その後の授業の理解度が大幅に上がります。

問題集を解いてみてわからないところがあったら、それは理解できていない部分です。次の日、すぐに先生に質問しましょう。

復習すべき理想的なタイミングは「授業後」と「定期テスト後」

では、復習の理想的なタイミングはいつでしょうか?「授業後」と「定期テスト後」の2つのタイミングが、効果的です

1.授業で習った日の夜

勉強

今日、学校で連立方程式を習ったとします。そのまま家に帰って、その日の夜に学校の問題集を解くパターンです。

なぜ、習った直後に解くのが効果的なのかというと、人は新しく習ったものの6~7割は、翌日に忘れてしまうからです。

帰ってきてすぐに復習すれば、知識が鮮明だと思います。完全に忘れてしまう前に、復習しましょう。これだけで、記憶の定着率が大きく上がります。

2.定期テストの後

テスト

定期テストは、その分野の大事な問題がたくさん載っています。もし、定期テストで70点しか取れなかったら、30点分は理解できていないということです。

そこで、定期テスト後に、わからなかった問題を復習しましょう。復習をして理解するだけで、その分野は完璧に理解できたのと同じことになります。

この場合のやり方はシンプルです。定期テストの後に、もう一度定期テストの問題をやり直すだけです。かかる時間も、1教科1時間ほどだと思います。

おすすめの「勉強スケジュールの立て方」

スケジュール

今回お伝えした内容を意識して、予習と復習を行えば、成績は右肩上がりで上がっていくはずです。

ただ、勉強できる時間には限りがあります。あれもこれもと手を出し過ぎるのも、良くないです。

そこで、まずはスケジュールを立てて勉強を進めると、さらに効果的です。

次のページでは「効果的な勉強スケジュールの立て方」について解説しました。よかったらこちらも参考にして、勉強効率を上げてください。

上手く計画を立てることができれば、成績はグンと上がりますよ。

>>保存版!勉強スケジュールの立て方解説ページに進む

また、そもそも定期テストの勉強法を理解していないと、勉強効率は上がりません。そこで次のページでは、効果的な定期テスト対策についてまとめました。

元教師だからこそ書ける内容だと思うので、こちらも参考にしていただければと思います。

>>元教師が解説!中学生の勉強の仕方まとめに進む

成績を効率よく上げるテクニック!


最後になりますが、現在私は、思春期の子どもとそのお父様お母様向けに、全国で勉強会を開催しています。

ただ、年に数回しか行っていないため、なかなかタイミングが合わない…という子もいます。

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動画で解説!効果的な予習と復習の仕方

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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