「うちの子は反抗期がないけど大丈夫?」
「思春期の子供の上手な育て方を知りたい」
と悩んでいませんか?思春期なのに反抗期がない子どもというのは、2つの原因があります。
そこで元中学校教師で、現在は思春期の子育てアドバイザーとして年間3000組の親子のサポートをしている道山ケイが、本当の原因を解説しました。
子どもに、間違った接し方をしていて反抗期がない場合、危険です。いずれ、引きこもりや非行という激しい反抗期になる可能性があります。注意してください。
なお、現在子どもの反抗期が酷く悩んでいる場合は、以下のページが参考になるかと思います。
>>反抗期の対策方法解説ページ
目次
反抗期がない子どもは、次の2つが原因
反抗期がない子どもというのは、次のどちらかが原因です。
お子さんに反抗期がない場合、一度どちらに当てはまるかチェックしていただければと思います。
原因1 正しい育て方をしていて、なおかつ親と価値観が似ているケース
例えば、現在お子さんが不登校だとします。ただ、あなたは「行きたくない学校なら、行かない方が良い」という価値観だとします。
子どもも「無理してまでは、学校に行きたくない」という価値観だとします。
この場合、子どもを無理に学校に行かせることはないですよね。つまり、子どもは親に反抗する必要がないのです。
しかし、あなたが「頑張ってでも、学校には行くべきだ」と思っているなら、行かない子どもに対して無理やり行かせようとするでしょう。
すると、両者で意見がぶつかります。その結果、子どもは自分の意見を守ろうとするので、親に反抗するわけです。
このように、親と子どもの価値観が似ていると、子どもは親に反抗する理由がなくなります。これが、反抗期がない原因の1つ目です。
原因2 親に押さえつけられていて、我慢しているケース
もう一つ、子どもが親に反抗しないケースがあります。それは、親が子どもを押さえつけているときです。
例えば、子どもが学校に行きたくないと思っているとします。この時、親が無理矢理「学校に行け」と押さえつけ、なおかつ親が怖いタイプの場合、子どもは怖くて反抗できなくなります。
この場合、子どもは仕方なく親の言う事を聞きます。反抗したくてもできない状態だからです。
一見すると、反抗期が無いように見えますが、心の中では反抗している状態です。これが、反抗期がない原因の2つ目です。
後ほど解説しますが、このケースはかなり注意が必要です。
我慢している子どもは、いずれ爆発して手に負えなくなる
原因2のような反抗期が無いように見える状態の場合、いずれ子どもは爆発します。今、世の中で不登校や家庭内暴力が問題になっています。
これらのトラブルは、中学1年の夏休みから増えてきます。この時期は、子どもの身体が大きくなり、意思が強くなってくる時期です。
すると、今まで我慢していたものが爆発して、家でお父様やお母様に手を出してしまったり、わざと学校に行かないようにしたりする反抗が出てきます。
今、子どもを押さえつけている場合、いずれイライラが爆発するので、今のうちに対応方法を変えることが大事です。なお、既に手におえない状態の場合、以下の記事が参考になるかと思います。
>>手に負えない子どもの対応法解説ページ
学校で起きたことを話してくれない場合、育て方を変えるのが重要
うちの子に反抗期がないのは、どちらが原因かわからない。という場合、学校で起きたたわいもない話ができているかどうかで、判断すると良いです。
学校で起きたたわいもない話を、家でしているのであれば、お子さんはお父様やお母様が大好きです。無理に押さえつけている状態ではありません。
この場合、原因1の可能性が高いです。(もしくは、まだ幼いため、反抗期になっていないケースもあります)
一方、たわいもない話ができておらず、反抗期がないなら、我慢している可能性が高いです。この場合、早急に接し方を変えていくことが大事になります。
子どもの要求を聞く機会を増やすのが、最初のステップ
どのように接し方を変えていけば良いのか?一番効果的な方法は、子どもの要求を聞いてあげる頻度を増やすことです。
押さえつけているということは、親の要求を押し付けているということです。そこで、今までとは逆に、子どもの要求を聞いてあげることが大事になります。
子ども要求を聞いてあげると、お子さんはあなたのことを信頼します。すると、自分の想いを話せるようになってきます。
結果的に、反抗すべきところは反抗して、ぶつかりそうなところは無理に反抗はしないという、一番理想的な形になってきます。まずは、このレベルを目指していくのが良いと思います。
なお、親子関係を良くする具体的な方法については思春期の子育て講座(無料)でも解説しています。よかったら、参考にしていただければと思います。
>>思春期の子育て講座の詳細はこちら
正しい子育てができていて、価値観が似ている場合、自信をもってOK
価値観が似ていることが原因で反抗期がない場合、今の子育てを続けていきましょう。
今、反抗期がないからといって、将来子どもが問題を起こすこともありません。たまたま親子の価値観が同じというだけなので、悪いことではないからです。
あなたの接し方は、お子さんの気持ちに寄り添っているということなので、今まで通り、自信をもって子育てをしていただければと思います。
1つ注意点として、お父様やお母様が我慢して、子どもの価値観を合わせているケースもあります。これは少し問題です。
あまり我慢しすぎると、いずれお父様やお母様のイライラが爆発してしまうからです。この辺りは、適度に親子の折り合いがつく部分を見ていくことが大事になります。
思春期の子どもの特徴を理解して、問題が起きた時すぐに対応できるようにしよう!
今回お伝えしたように、子育てには様々な考え方やテクニックがあります。予めこういったことを理解しておくだけで、子育てが随分楽になります。
そこで、一つあなたに読んでいただきたいページがあります。思春期の子どもの特徴をまとめたページです。
あらかじめ、思春期の子どもの特徴を理解しておけば、無駄に子どもとぶつかることがなくなります。
私の教師時代の経験と、現在年間3000組の親子の子育てをサポートした中から見つかった結論なので、よかったら参考にしていただければ幸いです。
>>思春期の子どもの特徴解説ページに進む
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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