「高校受験の課題作文の書き方がわからない」
「どういうテーマが出るのか知りたい」
と悩んでいませんか?高校入試の合格率を左右するのが課題作文。そこで、書き出しの仕方から、よく出るテーマ、書き方の例など中学3年生向けに解説します。
課題作文は苦手な子が多いのですが、3つのポイントを押さえるだけで誰でも確実に高得点が取れます。その結果、第一志望の合格率も大きく上がります!
なお、高校受験の勉強方法と学習スケジュール全般については、こちらのページに詳しく解説しています。まだチェックしていなければ、必ず目を通しておいてくださいね。
>>合格率が3倍になる!高校受験の勉強の仕方まとめ
目次
そもそも課題作文って何?高校受験で出題されるテーマとは?
そもそも課題作文について、正しい定義を理解していないと、高得点をを取ることができません。課題作文とは「設問で与えられた条件に沿って書く文章」のことを言います。例えば、よく出題されるテーマに以下のようなものがあります。
中学3年間で頑張ったことと、高校3年間で頑張りたいことについて600文字でまとめなさい
こういったテーマが出題されたら、テーマ通りの内容を、与えられた文字数でまとめるのが課題作文です。
- テーマに中学3年間で頑張ったことを書きなさいと書いてあるのに、小学校で頑張ったことを書く
- 600文字でまとめなさいと書いてあるのに800文字で書く
あなたの将来の夢は何ですか?その夢を達成するために、高校3年間で努力したいことを600文字でまとめなさい。
という将来の夢の話。
あなたにとって「幸せ」とは何ですか?これまでの経験を踏まえて1000文字以下でまとめなさい。
という価値観を問うテーマなどが出題されます。
中学生であれば、序論、本論、結論の3部構成で書くのがおすすめ
一見すると難しそうな課題作文なのですが、きちんとした書き方を頭に入れておけば、誰でも確実に高得点が取れます。一番大事なことは「序論、本論、結論の3部構成」で書くことです。
600文字以内という設問であれば、150文字が序論、300文字が本論、150文字が結論、という割合でまとめると、すっきり読みやすい文章になるからです。以下それぞれのポイントを解説します。
序論:書き出しで伝えたいことを端的にまとめる
序論で大事なことは、伝えたいことを端的にまとめて伝えることです。例えば、中学3年間で頑張ったこと、高校3年間で頑張りたいことについて書くなら、
私が中学3年生で最も頑張ったことは「空手」です。平日は、毎朝7時からの朝練と授業後の午後練習、土日は両日とも1日練習しました。
という感じで、「空手を頑張った」という話から始めます。少し応用するなら、
空手。これは私が中学校生活で最も頑張ったことである。雨の日も風の日も、毎朝7時には道場に行き、1時間朝練を行う。
という感じで「空手」というキーワードから始める方法もあります。他の子と差別化はできないのですが、こういった書き方から始めれば課題作文で確実に合格点を取ることができます。
本文:体験談ベースで書くとスムーズに書ける
次は本文です。本文は、テーマに対して、体験談を使って具体的な内容を書いていきます。中学3年間で頑張ったこと、高校3年間で頑張りたいことについて空手の話を使って書くなら、
- どういった練習が大変だったのか?そこから何を学んだか?
- 一番思い出に残っている出来事や感動したことは何か?
- なぜ、この高校の空手部に入りたいのか?
合格率をあげるなら、結論に熱い想いを込めるべし
最後は結論です。全体を踏まえて、最も伝えたいことを書きます。この時、心の底から湧き出てくる熱い想いを書くと良いです。例えば、中学3年間で頑張ったこと、高校3年間で頑張りたいことについて書くとします。本文で、高校3年間で空手を頑張りたいと書いたとします。この場合、結論では、
中学校生活の後悔は、負けた時に相手を心の底から認められなかったことです。高校では、負けても相手を認めることができる人間に成長したいと思います。
という感じで、頑張ることを通して、「どういった人間に成長したいのか」「どのように学校や社会に貢献したいのか」という想いまで踏み込んで、まとめると良いです。また応用テクニックとして、
2020年の東京オリンピックでは、空手が新種目として採用された。いつかオリンピック選手になれるように、高校3年間空手を頑張りたいと思う。
という感じで、少し時事ネタなども入れると、他の子と差別化できます。その結果、課題作文で高得点を取れるはずです。
書き方で注意することは字のきれいさと分量と言葉遣い
文章構成の次に意識することは細かい書き方です。これも書き始めたらきりがないのですが、特に大事なことは「字をきれいに書くこと」「分量は指定された文字数の8割以上にすること」「言葉遣いを揃えること」の3つです。
字が汚いだけで、点数が大きく下がるので注意しよう
一番大事なことは、字をきれいに書くことです。普段雑に書いてしまう子でも、テストの時だけはきれいに書くように意識しましょう。なぜなら、いくら良い内容であっても、字が読めないと点数がもらえないからです。
字がきれいというのは、達筆という意味ではありません。「丁寧に書こうという意識で書くこと」です。当たり前のことですが、これができていないことで点数が下げられている子が非常に多いです。注意しましょう。
600文字以下と指定されたら、500文字以上は書こう
次に大事なのは文字数です。600文字以下と指定されたら、最低でも500文字、できれば550文字以上は書くようにしましょう。400文字以下だと、文字数が少ないという理由で点数を下げられる可能性があります。
600文字程度という表現であれば、550文字以上650文字以下くらいでまとめるようにしましょう。分量を設問に合わせることができる力もチェックされているので、注意しましょう。
「ですます調」と「である調」はどちらが良いか?
課題作文は、「です」「ます」で終わらせるべきか、「である」で終わらせるべきかどちらが良いですか?と質問されることがよくあります。これに対する私の答えは「どちらかに統一されていればどちらでも大丈夫」です。
ただ、「である調」の方が説得力が増すので、迷ったら「である調」で書くと良いと思います。また、「話し言葉」や「ら抜き言葉」や「顔文字」などは使ってはいけません。
1冊問題集を購入して、ひたすら例題を解き続けるのが効果的な練習法
ここまでに、課題作文で高得点を取るために最低限守るべきポイントをまとめました。最後に、もう一つ大事なことをお伝えします。それは「ひたすら例題を解く」ということです。
どれだけポイントを意識しても、練習しない限り課題作文の点数は上がりません。部活に例えるなら、いくら練習をしても、試合経験を積まない限り、本番で結果が出ないのと同じです。
そこで書店で1冊、課題作文の例題がまとまった問題集を購入しましょう。そして、それを最低5問、できれば10問以上解きましょう。解き終わったら、
- お父さんやお母さんなどの家族
- 学校の先生や塾の先生、家庭教師
さらに高校入試の合格率を上げる2つのポイント
おそらくこの記事を読んでいるあなたは、まもなく高校受験本番を控えている状態だと思います。そこで、課題作文の勉強と並行して意識してほしいことがあります。それは、面接対策です。
多くの中学生が面接対策を後回しにしてしまうしまうのですが、これは危険です。面接は課題作文と並んで高校受験の合否を決める大事な要素だからです。そして面接は、課題作文と同じで「ポイントさえ押さえれば簡単に点数が上がるラッキー科目」です。
言い換えると、「対策しないと損」なのです。そこで次のページでは、合格率が3倍以上上がる面接対策のポイントを解説しました。最低限ここだけ押さえていただければ、合格率は大きく上がると思います。その結果、部活も遊びも充実できる最高の高校生活を送ることができるはずです!
>>合格率が3倍になる!高校受験面接対策解説ページに進む
もし「私の学校は面接がない」という場合、次に意識してほしいのは「高校受験直前の過ごし方」です。ここを間違えると、これまでの努力が水の泡になるからです。そこで次のページでは、最も実力を発揮できる高校入試前日、当日の過ごし方を解説しました。
1週間前から意識することで、さらに最高の状態で受験当日を迎えることができるはずです。その結果、第一志望に合格でき、楽しい高校3年間を過ごすことができるはずです。
>>【最重要】高校受験前日と当日の過ごし方解説ページはこちら
オール5の子が実践している超効率的受験勉強法
高校入試の課題作文の書き方について、理解していただけましたでしょうか?このポイントを押さえて勉強すれば、確実に高得点を取れるはずです。最後に一つ、あなたにお聞きしたいことがあります。それは、
「現在の受験勉強って、効率良く進められていますか?」ということです。例えば、「1つの英単語を覚えるのにどれくらいの時間がかかっていますか?」もし1分以上の時間がかかっているなら危険です。効率の悪い勉強方法をしている可能性があります。
もし、英単語や漢字を1つ覚えるのに1分以上かかっているなら、是非読んでいただきのが、私が現在無料で配信している7日間で成績UP無料講座です。この講座では、オール5の子が実践している超効率的勉強法を全て無料で公開しています。
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本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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