効率のいい勉強法とは何か?

鉛筆と時計

「頑張って勉強しているのになかなか成績が上がらない」

「他の子よりも長時間勉強しているのに、点数で負けている」

「語句や単語をなかなか覚えられない」と悩んでいませんか?

もしこういった悩みを持っているとしたら、効率の悪い勉強法を行っている可能性があります。この場合、このページで解説する「効率のいい勉強法」を実践してみてください。

今までの努力は何だったんだろう?と思えるくらい、スムーズに語句や単語が頭に入り、成績もグングン上昇します!高校受験や大学受験の合格率も上がっていきますよ。

ステップ1 あなたが勉強する目的と最終ゴールは何か?

目標

最初に私の「効率のいい勉強法」の定義をお伝えします。私自身は「最小の努力で最大の結果が得られる勉強法」のことだと考えています。例えば、あなたが勉強する目的が、定期テストで80点を取ることだとします。

この時、10時間の勉強で80点取れる方法と1時間の勉強で80点取れる方法があったら、あなたはどちらを選びますか?もちろん、1時間の方ですよね?

では、10時間の勉強で80点取れる方法と、11時間の勉強で90点取れる方法なら、あなたはどちらを選びますか?

多くの子は、ここで11時間の方を選びます。あと1時間足すだけで90点取れるなら得だと考えるからです。

ただ、あなたが「できるだけ効率よく目標を達成したい」と考える案ら、10時間の方を選ばないといけません。もし90点を取りたいなら、最初から90点取ることを目標に変えることが大事なのです。

このように、勉強効率を上げたいと考えるなら、まず自分自身の目標を明確にしないといけません。●●高校や●●大学に合格することなのか、次のテストで80点取ることなのかによって、勉強法が変わってくるからです。

ステップ2 目標を達成するために必要な時間を確保しよう

時計

目標は決まりましたか?では次にやってほしいのが、目標を達成するために必要な時間を確保するということです。どれだけ、効率のいい勉強法をマスターしても、実践する時間がなかったら、成績は上がらないからです。

ではどのように勉強時間を確保すればよいのか?まずやってほしいことが、1日のスケジュールを見直すとことです。勉強時間を作るためには、今やっている何かをやめないといけないからです。中学生や高校生の場合、だいたい以下のようなスケジュールで1日を過ごしていると思います。
  • 6時:起床
  • 7時:部活の朝練スタート
  • 8時:学校開始
  • 15時:部活の午後練スタート
  • 18時:部活終了、帰宅
  • 19時:夕食
  • 19時30分:塾や自宅で学習
  • 22時:帰宅、入浴
  • 23時:スマホタイム
  • 24時:就寝
このように、自分の1日のスケジュールを書いてみて、今行っている勉強時間以外に勉強時間を作れないかを考えてください。

1時間のスマホタイムを30分に減らすのか、起きる時間を5時30分にするのか、入浴を15分に減らすのか、人によってやり方は変わると思います。まずは最大限できる時間を確保しましょう。

なお勘違いしないために、先にお伝えしておくと、最大限確保したからといって、その時間を全て勉強に当てないといけないわけではありません。

実際に勉強してみて、1日1時間で十分目標達成できるということがわかれば、余った時間は娯楽に使って大丈夫です。とりあえず、確実に結果を出すために、最初だけは最大限の時間で勉強を進めましょう。

ステップ3 45分学習+スキマ時間学習を組み合わせる

2つ

勉強時間を確保出来たら、いよいよ「効率のいい勉強法」を実践していきます。最初に意識してほしいのが時間です。何も考えずダラダラ勉強することこそ、効率の悪い勉強法だからです。そこで、以下の2つを意識して勉強を進めていきましょう。

45分を1セットとして勉強を進めよう

勉強

例えば1時間40分勉強を行うとします。この場合、45分勉強をして、10分休み、45分勉強するというリズムで行うと学習効率が良いです。なぜなら、人間の集中力は45分ほどで切れてしまうからです。

なぜ45分なのかというと、本格的に勉強を始める中学校の授業が45分だからです。日ごろその時間で勉強を進めているので、体が45分という時間に慣れてしまっているのです。高校で授業時間が50分に伸びても、中学生時代の影響が残っているので、まずは45分で進めましょう。

教科は変えたほうが良い?それとも、同じ方が良い?

教科書

45分を2セット行う場合、教科は変えたほうが良いのでしょうか?それとも、再び同じものをしたほうが良いのでしょうか?答えは、「自分がやりやすければ、どちらでも良い」です。

最初の45分で数学を勉強していて、中途半端に終わっているとします。もしあなたが「とりあえず、今日は数学を終わらせたい」と思うなら、数学をやれば良いのです。気分を変えたいと思うなら、社会に変えれば良いです。

一応脳科学的には、教科を変えたほうが暗記効率は上がるらしいですが、私自身は、自分の好きな教科を進めれば良いと思います。

隙間時間におすすめなのが英単語と漢字の暗記

暗記

45分まとまった時間を確保できないという子もいると思います。この場合、スキマ時間を上手に活用しましょう。例えば、
  • トイレやお風呂に入っているとき
  • 通学途中の電車の中
  • 友達のLINEを待っている間
  • 寝る前の10分
などは、意外と使える時間です。英単語や漢字であれば、1つくらい覚えられると思います。中学生や高校生はとにかく時間がありません。毎日部活、勉強、遊びが忙しいと思います。

だからこそ、上手にスキマ時間を活用して、勉強効率を上げましょう。

ステップ4 教科ごとの効率いい勉強方法ができているかチェックする

問題集

次にやってほしいのが、勉強方法の確認です。間違った勉強方法で進めていても、勉強効率は上がりません。ではどういった勉強方法で進めるのがベストでしょうか?実は、これも目的によって異なります。

例えば、定期テストの点数を上げたいなら、学校の問題集を使って勉強を進めるのが良いです。既に基礎ができていて、応用力を延ばしたいなら、塾や書店で扱っているハイレベルな問題集を使うのが良いです。

高校受験や大学受験の勉強を進めるなら、よく出る問題がまとまった問題集を使うのが良いです。以下のページに、それぞれの場面ごとでおすすめの勉強法をまとめていますので、一度参考にしてみてください。

>>効率のいい定期テストの勉強法

>>効率いい高校受験の勉強法

ステップ5 エビングハウスの忘却曲線を利用した応用テクニック

朝

エビングハウスの忘却曲線というのをご存知でしょうか?実は人間というのは、どれだけ記憶しても、一定のペースで忘れていきます。そこで、完全に忘れる前に復習することが大事なのです。

初めて覚えた知識の場合、1時間後には約50%忘れます。そこで、初めて覚える語句や英単語であれば、覚えた1時間後に復習しましょう。ただ、これでも人間は忘れます。そこで、以下のスケジュールで復習していきましょう。
  • 翌日の朝
  • 翌々日の夜
  • 3日後
  • 7日後
つまり、1週間で5回ほど復習するのです。ここまで復習しておけば、覚えた内容が長期的な記憶になります。覚えた知識を、いきなり1週間後に復習しようとしてはダメです。

ほとんど忘れてしまっているため、また一から覚えないといけなくなります。これだと、勉強効率が悪いです。そうではなく、上記のように、「忘れる前に復習」するようにしましょう。これが最も効率のいい勉強法になります。

さらに勉強効率を上げるには、集中力を高めることが大事

勉強

ここまでに、いろいろと勉強効率を上げるテクニックをお伝えしました。1つでもできていないことがあれば、まずはそこを加えてみてください。すぐに勉強効率が上がりますよ!

そして、実はもう一つ勉強効率を上げる方法があります。それは「集中力を高める」という方法です。同じ勉強を同じ時間行っても、集中力によって学習効率が変わるからです。ではどうしたら集中力が上がるのでしょうか?

現在私は、7日間で成績UP無料講座というものを配信しています。こちらの講座の中で、集中力を上げるテクニックを紹介しています。一度この方法を試してみてください。驚くほど、勉強効率がUPしますよ。

あとこの講座の中では、勉強量を増やす応用テクニックや、オール5の子も実践している勉強テクニックなども紹介しています。よかったらこちらも併せて、参考にしてみてください。

普通に勉強するのに比べ、2倍以上楽にテストの点を上げたり、受験に合格できると思います。(既に2万人以上の中高生とその保護者の方が学んだ人気の講座です)

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本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!中学生向け効率のいい勉強法

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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