先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2年女子です。人見知りで、自分から友だちに話しかけることが苦手です。1年生の後半では、同じような大人しめの気の合う友だちが出来て、楽しく通っていました。
しかしクラス替えでクラスが離れてしまい、またクラスでひとりぼっちのようです。学校は行きたいと言い、毎日頑張って行っていますが、見ていて辛いです。
学校での出来事も比較的良く話してくれますが、親は何と声をかけたらいいか知りたいです。
学校生活において、友達の存在は大きいです。通学や勉強のモチベーションにもつながります。
ただ、子どもの友達関係に親がどう関わっていくかは、なかなか難しいと感じることもあるのではないでしょうか?
ここでは、子どもに友達がいない場合の親の関わり方を紹介します。この記事の方法でサポートすれば、子どもに友達ができ、楽しく過ごすことができるでしょう。
まずは親が話し相手になろう
子どもの友達作りに直接関わる前にすべきことは、親が子どもの話し相手になることです。
学校で話し相手がいない子どもにとって、唯一気軽に話ができるのは自宅でしょう。学校で我慢している分、家ではリラックスさせることが大切です。
親も仕事などの事情があるとは思いますが、家にいる間はできるだけ子どもの話をしっかりと聞き、話し相手になりましょう。
休みには、子どもが行きたいところに一緒に出かけるのもいい方法です。子どもに友達ができるまでの間、親が友達代わりになりましょう。
学校の先生に連携してもらう
親が友達代わりをしている間に、学校の先生に協力してもらえないか相談してみましょう。
私が教師時代には、私と友達作りが苦手な生徒2人で、よく話をしていました。その2人は、しばらくしたら親友になっていたのです。
自分一人では友達作りが苦手な子どもも、間にクッションになる大人がいれば友達はできやすくなります。
担任が難しいようなら、学年主任やクラブ活動の顧問、そのほかの教師でも構いません。
学校以外の場所で友達を作ろう
友達作りをできるのは、学校だけではありません。イベントや習い事、クラブチームなど、さまざまな場所で友達を作ることができます。
そもそも学校は、たまたま同じ地域に住んでいる子が行く場所です。つまり、その中に自分と気の合う子がいるとは限りません。
習い事やクラブチームは、最初から趣味が同じ子どもが集まりやすく、その分友達もできやすいです。
友達ができないことを悩むのではなく、できやすい場所を探すという視点も持ってみましょう。
本日のまとめ
子どもに友達がいない場合、まずは親が友達代わりになって話を聞くようにしましょう。
あわせて、学校の先生に連携を依頼したり、学校以外の友達作りの場を探したりといった方法を取るのが効果的です。
明日ですが、「心の強い子に育てる方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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