授業が始まったら5分で眠くなる、1日8時間寝ても睡魔が取れない、授業の内容が全く頭に入ってこない・・・と悩んでいませんか?
授業中眠くなる原因は主に3つあります。この原因をしっかりと理解して対策をしていかないと、いつまで経っても睡魔が改善することはありません。
酷い場合は、授業についていけなくなり、定期テストの点数も下がり、高校受験や大学受験の合格率が下がってしまう最悪なシナリオになります。
そうなってからでは遅いです。ここでは、授業中眠くなる3つの原因とすぐにできる解決策をまとめました!原因が解決できれば、授業の集中度は大きく上がりますよ。
目次
なぜ、小学生、中学生、高校生の子ほど睡魔で悩むのか?
授業中眠いと悩む子の9割は、小学生(高学年)、中学生、高校生です。年齢にすると10歳から18歳くらいまでの時期です。
なぜこの時期の子は、他の年齢の子以上に眠くなるのでしょうか?実は10歳から18歳の時期というのは「思春期」という時期です。
思春期は、心と体が子どもから大人に大きく変化する時期です。そのため、情緒が不安定になったり、体が疲れやすくなったりします。
さらにこの時期は、勉強も頑張らないといけない時期です。ただでさえ、体に負担がかかりやすい時期なのに、夜遅くまで勉強をしないといけない。そりゃ、誰でも眠くなって当然なのです。
思春期の子が授業中眠くなる3つの原因
ただでさえ、思春期の子は授業中眠くなります。この特徴に加えて、以下の3つの特徴が重なると、一気に睡魔が取れなくなります。
原因①睡眠時無呼吸症候群という病気
原因の1つ目は、睡眠時無呼吸症候群という病気です。これは寝ている時、一時的に呼吸が止まるという病気です。
ストレスがたまっていたり、肥満系の体になっていると起こりやすいです。この病気になると、睡眠の質が大きく下がります。
8時間寝ても、3時間しか寝ていないような状態になるのです。その結果「どれだけ寝ても眠気が取れない」という症状になります。
いびきをかきやすい子の場合は、睡眠時無呼吸症候群になっている可能性が高いです。
原因②ストレスを自宅で解消できていない
原因の2つ目は、ストレスです。思春期の子は、普段小学校、中学校、高校に通っています。これらはいわゆる「社会」です。
社会の中で生活するには「ルール」を守らないといけません。例えば、
- 勉強したくなくても、宿題を提出しないといけない
- 髪の毛を好きな形にアレンジしたくても、校則を守らないといけない
- 怖い先輩に言われたことは守らないといけない
ただ自宅が安らげる場所でないと、ストレスを解消することができません。その結果、どんどんストレスがたまるため夜寝られなくなります。そして、授業中眠くなるのです。
原因③不規則な生活習慣を送っている
原因の3つ目は、不規則な生活習慣です。不規則な生活習慣というと、多くの子が夜遅くまでゲームをすることを考えるのですが、実は一番原因になっているのが「学習塾」です。
部活動が終わって自宅に帰ってくるのが18時30分だとします。学習塾が20時からであれば問題ないのですが、多くの場合、19時00分ごろからスタートすることが多いです。
すると、自宅で夕食を取る時間が無くなります。とりあえず塾で19時から21時まで勉強をして、その後21時30分から夕食を取らないといけなくなるのです。夕食の時間が遅いという不規則生活を送ることになるのです。
また、寝る直前までスマホやゲームをするのも良くないです。スマホやゲームから出るブルーライトが頭を覚醒させるため、睡眠の質を下げてしまうからです。
3つの状況別!授業中眠くならない方法
これらの問題を解決するためには、どうしたら良いのでしょうか?3つの原因別に、解決策をまとめていきます。
毎日8時間寝ても眠いなら、一度内科で診てもらう
最初は睡眠時無呼吸症候群の対策です。中学1年生の場合は9時間、2年生の場合は8時間、3年生や高校生以上の場合は7時間寝ても睡魔が取れないなら、一度専門機関で検査を受けると良いです。
私自身もやってみたことがあるのですが、2日間、簡単な装置をつけて寝るだけで検査ができます。もし睡眠時無呼吸症候群という判定をされたなら、早い段階で対策をしておくと良いです。
病気が改善されると、短時間でも眠くなくなります。
夜なかなか寝付けないなら、家庭環境を変える
ストレスを自宅で解消できていない場合、家庭環境が良くない可能性が高いです。例えば、
- 親が毎日「勉強しろ」と言ってくる
- 父親と母親が毎晩夫婦喧嘩をしている
- 兄弟の誰かが、いつも家で暴れている
例えば、徒歩圏内におばあちゃんちがあるなら、家が落ち着くまでおばあちゃんの家に住ませてもらうのがお勧めです。
また、お父さんお母さんに、私の思春期の子育て講座を読んでもらい、自分自身への接し方を変えてもらうのもおすすめです。
>>思春期の子育て講座の詳細
高校生以上であれば、自分で全寮制の学校を選び家から出ることができるのですが、中学生の段階ではそれができません。なので、お父さんやお母さんに変わってもらうか、今できる対策をするか、我慢するかのどれかになります。
食事の時間を早くし、寝る30分前からスマホを見ない
もし今学習塾から帰ってきてから夕食を食べているなら、仮に塾に行くのが送れたとしても食べてから行くようにしてください。せっかく塾で勉強しても、次の日授業中眠くなって勉強できなかったら本末転倒だからです。可能であれば、
- 塾の開始時刻を遅らせてもらう
- お母さんに頼んで早めにご飯を作っておいてもらう
夜スマホやゲームをするのは問題ないです。ただ寝る30分前からはやらないようにしましょう。30分間目を離すだけで、睡眠の質は大きく上がります。
年齢別!授業中眠くならない方法
まずはここまでに紹介した3つの方法を実践して、授業中眠くならないように対策をしていきましょう。
もしこれらの方法を実践しても睡魔が取れないなら、次のページで紹介している年齢別の授業中眠くならない方法を試してみてください。
小学生の段階ではできない方法でも、高校生ならできる対策があったりします。どの段階の方法を使うかは、あなた次第です。
この記事で紹介した方法よりも、効果が高いものも紹介しているので、参考になると思います。
>>年齢別!授業中眠くならない方法に進む
全く授業を聞かなくてもテストで高得点を取る勉強法
授業中眠い状態を改善したいという想いから、あなたはこの記事を読んでくれていると思います。そんなあなたに、こういった提案をして良いか迷ったのですが、実は全く授業を聞かなくてもテストで高得点を取る方法があります。それは、
- 今より1,2倍勉強に対するやる気をUPさせる
- ストレスをかけずに、テスト勉強をする時間を増やす
- テストに出題されるポイントをピンポイントで暗記する
お父さんお母さん向けの内容なのですが、小学生、中学生、高校生本人が読んでも役立つ内容です。良かったら参考にしてみてください。
>>7日間で成績UP無料講座の詳細はこちら
本日も最後まで読んできただき、ありがとうございました!
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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