今の子どもたちは、当たり前に学校に行き、当たり前に勉強しています。義務教育なので当たり前なのですが、10年後この当たり前が崩れる可能性があります。
そういった時代になってから対応していては遅いので、本日は今後「当たり前に勉強する時代が無くなる」というお話をします。
あくまでも道山の未来予測なので、100%正解だとは考えないでください。ただ、日本は海外の真似をする国です。
アメリカやヨーロッパの流れを見ていると、近い将来必ずこういった教育の変化が起こると考えています。
受動的学習の無意味さを理解する方が急増
最初に誤解のないようにタイトルの「学校の勉強」とは何かについて解説します。ここでいう学校の勉強というのは「受動的学習」のことです。
特にやりたくない、特に目的もないのに、先生から「勉強しなさい」「勉強すれば将来幸せになれる」と言われ、仕方なくやる勉強のことです。
受動的学習の対になる言葉は、能動的学習です。能動的学習というのは、将来やりたいことがありその道に進むために行う勉強、自分が学びたいことを学ぶ勉強のことです。
少しわかりやすく説明すると、特に理由もないのにとりあえず高校に行くために勉強する子はどんどん減ってきます。
一方将来やりたいことがあり、そのための通過点として高校に行く必要があるから勉強する子は、今まで通り学校で勉強を頑張ると思います。
なぜ受動的学習を行う子が減っていくのか?
なぜ受動的学習は減っていくのでしょうか?受動的学習によってとりあえず高校、大学に進学したところで、将来幸せになれない時代になってきたからです。
バブルまでは、とりあえず高校、大学に進学して大企業に入れば幸せになれました。今は違います。目的もなく大学に入った子は、面白いように就職の面接で落とされます。
大企業自体が減ってきているので、当たり前ですよね。そして、この事実に多くのお父様お母様が気づき始めています。
今までは、私のメルマガやそういった事実をまとめてある書籍などを読んだ一部のお父様お母様だけが、この事実を理解していました。
最近は情報が広がってきたため、多くのお父様お母様がこの現実を理解するようになりました。まだまだ受け入れられない方も多いですが、今後テレビなどでも言われるようになると、受け入れられる方も増えていくと思います。
海外でホームスクールが急増
冒頭で述べたように、日本は海外の後追いをする国です。例えばアメリカでは、こういった事実にいち早く気づき、学校ではなく自宅で子どもたちが学びたいことを学ばせるホームスクールが増えています。
現状30人に1人が学校に行かず自宅で勉強をしています。そしてそういった子たちの多くが、学校で授業を受けている子たちよりも良い成績を取っています。
この割合は毎年約5%ずつ増えているので、10年後は今の1.5倍以上になる可能性があります。すると日本にも広がってくる可能性が高いのです。
日本にもホームスクールが普及するかどうかはわかりません。ただ、学校で言われたことを仕方なく学ぶ受動的学習をする子が減り、能動的学習をする子は増えると思います。
本日のまとめ
本日お伝えしたことは事実なので変えることはできません。唯一変えられるのは、自分の行動です。
今後私たち大人にできることは、できる限り子どもたちに能動的学習をさせることです。そのためにできることは、
「小さいころからたくさんの経験をさせ、早い段階で夢を見つける」サポートをすることです。
自分の夢の達成に高校が必要なら、その高校に進学するために能動的学習ができるからです。また高校が必要ないなら、小さいころから専門知識を学べる環境を整えればよいからです。
やりたくないことを我慢すれば、将来幸せになれるわけではありません。今の時代に合った戦略で子どもを育てるからこそ、将来幸せになれるのだと思います。
明日ですが、「今年の自由研究は紫キャベツで決まり」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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