なぜ今の子どもはYouTubeでヒカキンにハマるのか?

タブレット

私が中学生のころの娯楽といえば、テレビでした。私の自宅にはテレビが2台、リビングと和室にありました。集中して見たい番組があるときは、静かな和室で一人孤独に見ていたのを覚えています。

今の子どもたちに人気があるテレビ番組のひとつが「ヒカキンTV」です。人気YouTuberヒカキンさんがYouTubeに投稿している動画で、ジャンボ餃子を食べたり、世界一辛い調味料を使った料理を食べたりするものです。

ではなぜヒカキンTVは今の子どもたちに人気があるのでしょうか?

実は2つの理由があります。この理由がわかると、思春期の子どもたちの思考が理解できます。すると子どもに上手に接することができるようになるので、親子関係が今よりさらに良好になると思います。

YouTubeがTVに勝る理由

ラジオ

思春期の子どもというのは、親に内緒でこっそり大人の世界をのぞくことが大好きです。

1960年代の子どもたちは、ラジオでオールナイトニッポンなどの深夜放送を聞いていました。自分の部屋にラジオを持ち込みこっそり大人の世界をのぞく、これが子どもたちの青春なのです。

今の子どもたちは、スマホを使ってこの気持ちを満たしています。夜遅くまで部屋でこっそりYouTubeの動画を見る。ある意味これが現代の子どもたちの青春なのです。

リビングで親と一緒にテレビを見るのも楽しいことです。ただたまには一人孤独に部屋でYouTubeを見ることは、子どもたちの青春なのです。

私が中学生のころ、和室に行き一人でテレビを見ていたのも、今考えると青春時代の良い思い出です。もしかしたらあなたも、私と同じような経験があるのではないでしょうか?

新しい世界を見たい、でも怖いという気持ちが人間心理

寿司

ヒカキンさんがここ最近投稿した動画の中で、特に人気があったものは、次の3つです。
  • カフェで全メニュー食べきるまで帰れません(7/16)
  • 胃カメラで胃の細胞を取ったら生き地獄だった(7/8)
  • 超高級寿司店で、3人で食べ放題したらいくらかかるの(6/29)
超高級寿司店の動画がわかりやすいですが、中学生の子どもが気軽に行ける場所ではありません。

「どんな場所なんだろう」

「トロ食べたらいくらなんだろう」

「3人でいくらかかるんだろう」

と気になりますよね。人間というのは新しい世界を見たい、でも実際に自分で経験するのは怖いと感じる生き物なのです。思春期の子どもは特にその気持ちが強いです。

ヒカキンTVを見るとこの気持ちが満たされるのです。だから思春期の子どもたちに人気なのです。

ちなみに私が中学生のころは、「世界まる見え」という番組が大人気でした。この番組も、自分では経験できない新しい世界を見せてくれる番組です。

本日のまとめ

スマホ

思春期の子どもというのは、「一人でこっそり大人の世界をのぞいてみたい」「新しい世界を経験してみたい」という気持ちがあります。

1970年代の子どもたちにとって、その気持ちを満たしてくれる媒体はラジオでした。それがテレビになり、今はYouTubeになりました。媒体が変わっているだけで、実は行動はあまり変わっていません。

さすがに毎晩深夜までスマホ中毒で、次の日学校に行けないのは問題です。ただ朝きちんと登校できているなら、多少夜遅くまでスマホを触っていても、気にしすぎなくて大丈夫です。

思春期の子どもたちの気持ちを理解して、上手に接してあげてくださいね。

明日ですが、「寝る前のオセロで自発性がUPした成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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