子どもの高校進学を考える時、私立高校と公立高校のどちらがいいかは迷いやすいポイントの1つです。
私立高校と公立高校にはいろいろな点で違いがあり、「必ずこっちがいい」と言えるものではないからです。
そこで今回は、私立と公立でどのような違いがあり、どのようなポイントから選ぶのがいいかを紹介します。
これを読めば、子どもの進路選択失敗のリスクを大きく減らせるでしょう。進学後に後悔することもなくなるはずです。
代表的な4つの違い
私立と公立の違いは主に4つあります。1つ目は、費用です。助成金制度が充実して、差が埋まりつつありますが、まだ私立の方が費用がかかります。
2つ目は、サポート体制です。学校にもよりますが、費用が高い分、私立の方が補習や特別講習などが手厚いことが多いでしょう。
3つ目は、設備です。これも費用が高い分、私立の方が綺麗な校舎なことが多いでしょう。学校祭に力が入っているところも多いです。
4つ目は、受験方法です。公立は、どこも同じ問題で受験をします。私立は、学校ごとに独自の問題で受験が行われます。
大学受験に有利なのはどっち?
大学受験に関しては、付属高校があるなら私立の方がスムーズに進学できることが多いでしょう。
ただ、エスカレーター式での進学がある学校では、他の学校を受けにくい風潮がある点には注意が必要です。
将来自由に進路を決めたいなら、公立の方が優れていると言えます。
また、指定校推薦の枠については、毎年変わるものです。どちらの学校も、必ず利用できるとは限りません。
迷ったらどっちを選べばいいの?
私立と公立で迷っているなら、まずは費用で考えるようにしましょう。1円でも安くしたいなら、公立を選ぶしかありません。
費用面以外は、実際に学校を見に行ってみて、総合的に判断するのがいいでしょう。学校見学は、子どもの受験モチベーションにもなるので一石二鳥です。
結局、私立と公立というくくりで選ぶのではなく、他の要素でお子さんに合っているところを選びましょう。
私立の中、公立の中でも違いがあり、子どもとの相性もあるからです。個別に見て、総合的に判断するのが重要と言えます。
本日のまとめ
私立は設備やサポートが充実している反面、どうしても費用は公立より高くなりがちです。
費用面を最初に考え、その他の点も見比べて総合的に判断しましょう。「私立だから」「公立だから」というのは、あまり重要ではありません。
明日ですが、「激しい反抗期の子どもへの対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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