お子さんが「学校に行きたくない」と言い始めたら、不安ですよね。でも、大丈夫です。不登校の多くは、親のサポートで改善できます。
そこで今回は、先日行った「不登校解決勉強会2024」の様子と、親がすべきサポート法を解説しましょう。
適切な方法を実践することで、不登校は解決できます。子どもも充実した毎日を過ごすことができ、親としても日々のストレスが減るはずです。
目次
不登校解決勉強会2024の様子
最初に、先日行った不登校解決勉強会2024の様子を紹介しましょう。勉強会は、オンライン形式で、公認心理師の小井出博文先生とともに行いました。
100名以上の方からお申込みをいただき、本編3時間、質疑応答1時間の中でたくさんのことをお伝えすることができたと思います。
参加者のアンケートでは、満足したと回答された方(100点中80点以上の方)は92%でした。ご感想を一部お伝えすると、
子どものタイプがわかり、愛情バロメータの上げ方に悩んでいましたが、対応方法がわかった
甘えとわがまま4つの違いが、大変参考になった。また、レベル別不登校解決法も勉強になった
こうした意見を多くいただきました。ご参加いただいた方々、ありがとうございました。
では、ここからは勉強会でもお伝えした不登校の原因とレベル別の対応法を一部お伝えします。
不登校の主な原因
はじめに、不登校の原因は主に3つあります。1つ目は「愛情バロメータの低下」です。
親の過度な期待や兄弟との比較、不安定な家庭環境などがあると、子供にストレスを与えます。
すると、心が苦しくなり朝起きられなくなって学校にも行けなくなってしまうのです。
2つ目は「学校でのトラブル」です。いじめや仲間外れ、勉強についていけない、教師との関係の悪化も大きいでしょう。
こうしたことが起こると、楽しいはずの学校が辛いものになってしまうからです。
3つ目は「学校が合わない」ことです。授業中座っていられない、学校の教育レベルが子どもに合っていない場合も、不登校の一因となります。
学校に行くことが、ストレスになってしまうからです。
レベル別不登校解決法
では、どのように解決すればいいのか。
お子さんの不登校のレベルに応じた対応をすることが必要です。勉強会では6段階にわけて解説しましたが、ここでは簡略化して3段階でお伝えしましょう。
レベル3:登校できず部屋に引きこもっている状態
この場合、まずは家庭で安心して過ごせる環境を整えることが大切です。夫婦喧嘩をなくしたり、親の過干渉をやめたりするなどして、子どもが家でリラックスできるようにしましょう。
まずは部屋から出られるようにサポートすることが大切です。
レベル2:家庭では安心して過ごせるものの、不登校が長期化し不安になっている状態
学校に行くための自信をつけるために、得意なことや好きなことを伸ばしていきましょう。自信をつけることで、登校を前向きに考えることができるからです。
得意なことを伸ばせば、それが将来の仕事などにもつながります。
レベル1:少し自信はついたものの、いきなり教室に戻るのが難しい状態
学校に行くためのハードルを下げましょう。最初はフリースクールや部活動だけ参加するなど、学校生活への復帰を段階的に進めることが大切です。
いきなり完全な状態で復帰するのは大変なので、お子さんが無理のないところから始めましょう。
次は2月9日開催!発達障害の子育て勉強会
定期的に行っている勉強会ですが、次回は「発達障害の子育て勉強会」を2月9日(日)13時~開催します。
こだわりが強い、落ち着きがない、パニックになりやすいなど、他の子とは異なる特性を持つ子どもへの対応方法を学べる内容です。
お子さんの生活が安定するため、子育てのストレスも軽減すると思います。
今なら、先行割引価格で参加できるので、よかったら詳細をご確認いただければと思います。
>>発達障害の子育て勉強会の詳細はこちら
なお、今回紹介した不登校解決勉強会ですが、次回開催するのは1年後です。
もし興味がある場合、現在はアーカイブ動画で参加いただくこともできます。
>>不登校解決勉強会2024アーカイブ
明日ですが、「おしゃべりが止まらない子への対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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