先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中学2年女子です。シングルで父親がいない場合、時には嫌がることも父性として言わないといけないこともあると思うのですが、
迷、傷、法に関わらなければ言わない方が良いのですか?社会性が育っておらず、嫌なことから逃げ好き勝手しているように思います。
ひとり親家庭の場合、父性の子育てと母性の子育てを一人で行う必要があります。
ただ、その場合、子どもにどこまで言うべきなのかは判断が難しいことでしょう。
ここでは、シングルマザーの子育てで知っておきたい大事なことを紹介します。この記事を読めば、父親がいなくても、子どもが将来幸せになれる子育てはできます。
目次
親は子どもにどこまで言うべきか?
シングルマザーであるかどうかにかかわらず、子どもに絶対に言わなければいけないのは「迷傷法(めいしょうほう)」に関わることです。
「人に迷惑をかけること」「人を傷つけること」「法律やルールに違反すること」の3つは、子どもが健全に成長していくために「してはいけない」と教える必要があります。
これに加えて、親が伝えたいことも子どもに伝えて良いでしょう。
「部屋は片づける」「嫌なことでもすぐに諦めず、少しは頑張ってみる」のようなことを伝えるのは、子どもにとって大事なことです。
親が伝えたいことを伝えられるかは、愛情バロメータで決まる
ただ、これを伝えられるかどうかは愛情バロメータによって決まります。
愛情バロメータが低い状態では、親が伝えたいことを伝えてもきちんと聞いてくれません。
それどころか、かえって愛情バロメータが下がったり、言い過ぎると過干渉位になったりします。この場合は、迷傷法についてだけ伝えるようにしましょう。
逆に愛情バロメータが高い場合は、伝えたいことを伝えることができます。多くのことを伝えたいなら、その分子どもの要求もたくさん聞くことが重要です。
シングルマザーの子育てで大切なこと
ここまでのことは、シングルマザーではない家庭でも同じです。ただ、シングルマザーでの子育てに特有な大切なポイントもあります。
まず、困ったときは他人の力を借りることです。子どもが男の子の場合、母親だけでは手に負えなくなることがあります。先生や親戚、警察などに頼ることも考えましょう。
次に、叱りすぎないことです。一度親子関係にひびが入ると、間を取り持ってくれる人がいないため、改善までに時間がかかります。
ダメなことを伝えることは大切ですが、言い過ぎて何も言えなくなってしまう状態は避けましょう。
本日のまとめ
シングルマザーでの子育てでは、父性の役割もこなす必要があります。
ただ、何でも一人で抱えこまず、他の人の力を借りてもいいことは覚えておきましょう。
明日ですが、「高校受験やる気UP勉強会を開催しました」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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