先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2男子ですが、全く勉強せず成績も悪いので簡単な英語のテキストを毎日少しずつする約束をしましたが、丸一日暇な日でも忘れてたと言ってやりません。
子供を好きになれず、子供の行動を見ると愛情バロメータを上げようと思えません。
子どもが勉強もせず約束も守ってくれないと、親としてイライラしますよね。こういった子を好きになれないこともあるでしょう。
そこで今回は、「努力しない子どもを好きになれない時は?」を解説します。
間違った対応をしてしまうと、余計に親子関係が悪化します。一方、正しく対応することで家庭が安定し、親のストレスも減るはずです。
目次
なぜ、勉強もせず約束を守らないのか?
なぜ相談者さんのお子さんは、勉強もせず約束を守ってくれないのでしょうか?考えられる原因は、主に3つあります。
1つ目は「愛情バロメータが低い」からです。親子関係が悪いと、子どもは親との約束を守ろうとしません。
2つ目は「中学2年生特有の中だるみ」です。この時期は学習意欲が低下しやすく、たとえ親が完璧にサポートしてもやらない子はやりません。
3つ目は「適切な動機づけができていない」からです。間違った方法で勉強をさせようとしても、子どもは勉強をしません。
これらのどこかに、原因があるかをチェックしてみましょう。
子どもが勉強を頑張り、約束を守れるようにする方法
では、勉強もせず約束も守らない子には、どのように対応すればいいのでしょうか?お子さんのことが好きではない場合、愛情バロメータを上げる努力をするのは難しいでしょう。
こういった場合、できることは3つあります。1つ目は「これ以上、愛情バロメータを下げないようにする」ことです。特に、しなさい言葉などの過干渉をやめるように意識しましょう。
2つ目は「子どもへの期待を捨てる」ことです。勉強するはず、約束を守るはずといった期待を持つと、裏切られたときにイライラしてします。
「やればラッキー」くらいに考え、過度な期待をしないようにしましょう。3つ目は「子どもの良いところに目を向ける」ことです。
たとえ勉強をしなくても、子どもにはいい面が必ずあります。「笑顔がかわいい」「優しい一面がある」など、小さなことでもいい部分を探しましょう。
それでも子どもを好きになれないときは?
上記のように意識したとしても、どうしても子どもを好きになれないこともあるでしょう。子育てには、向き不向きがあります。
すべての親が完璧に愛情を注げるわけではないので、無理に好きにならなくてもいいでしょう。
ただし、親として最低限の責任である「衣食住」は満たしてあげる必要があります
それ以外の教育などの部分は、信頼できるパートナーや祖父母に任せるのも一つの方法です。
この場合、必要以上に口出ししないようにして、子どもへの過干渉や否定的な言葉もかけないように注意しましょう。
本日のまとめ
思春期の子どもが勉強しない、約束を守らないという状況であれば、親としての焦りや苛立ちを感じるのは当然です。
しかし、親の関わり方を少し変えるだけで、関係が改善することもあります。子どもへの過度な期待はやめて、子どものいいところに目を向けてみましょう。
明日ですが、「男子校や女子校と共学は、どっちがおすすめ?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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