先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2の息子です。サッカーの強い高校に行くために勉強しなければという思いはあるようですが、1〜1時間半で見開き2〜3ページ、それより少ない場合もというような具合です。
タイマーも意味ありません。効率が悪すぎて困っています。
中2は、勉強のやる気を引き出すのが一番難しい時期です。お子さんがなかなか勉強せず、悩まれることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、「中2の子どもの学習サポート法」について解説しましょう。
正しい方法で取り組めば、お子さんのやる気や勉強効率を上げられます。目標の高校にも、合格できるはずです。
勉強効率が悪い3つの理由
相談者さんのお子さんは、勉強効率が悪い状態です。この場合、3つの原因をチェックしましょう。
1つ目は「やる気」です。やる気がないと、つい他のことを考えてしまいます。結果的に、勉強効率は悪くなるでしょう。
2つ目は「やり方」です。間違った勉強方法をしている子は、多くいます。これでは、時間をかけても進まないでしょう。
3つ目は「タイミング」です。やる気があり正しいやり方も知っていても、「まだ中2だから大丈夫」と考えてしまったら、ダラダラしてしまいます。
中2からやる気を引き出す方法
今回の相談者さんの場合、どうするといいでしょうか。まずお子さんは、サッカーの強い高校に行きたいという思いがあります。そこから動機を引き出していくのがベストです。
そこで、サッカーの強い高校を見に行くのがいいでしょう。「こんなところでサッカーの練習ができたら最高!」と思わせるのです。
将来の姿を現実化することで、やる気が出てくるからです。次に、今の自分の実力と進学したい高校のレベルを表にします。
たとえば今あなたの偏差値は40。行きたい学校は50。あと10足りない。こういった状態が明確になると、焦りが出てくるからです。
勉強効率を上げる方法
ここまでこれば、1〜1時間半で見開き2〜3ページしか進まないということは、なくなるはずです。
ただ、今からお伝えする勉強効率を上げる工夫をすると、さらにいいでしょう。
1つ目が「考える時間を減らすこと」です。わからない問題があったとき、何分考えて飛ばすというルールを決めておきましょう。無駄に考える時間を減らせます。
2つ目は「わからない問題は誰かが教えること」です。解説を見てやり方を考えようとしても、時間がかかります。教えた方が早いでしょう。
3つ目は「問題のレベルを合わせていくこと」です。やっている問題が難しすぎると、なかなか進みません。また、簡単すぎても実力がつきません。
本日のまとめ
中2の子どもの勉強効率が悪い理由は、やる気不足、やり方の間違い、タイミングが悪いことです。タイミングはどうにもならないので、残りの2つを改善しましょう。
特にやる気は重要です。目標の高校を見学し、現実的な勉強計画を表にして見せてみましょう。
明日ですが、「子ども自ら勉強するようになった理由」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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