テレビをやめられない子どもの対応法

テレビ

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中二の娘はスマホは持ってないのですが、 YouTubeやテレビがやめられません。父親がいると怖いから見ませんが、いない時はずっと見ています。

夜は父親が寝てから見ますが、時間を決めても守れません。やめるように言うと「うるさい!」とキレます。

父親は怒り方が恐ろしいので頼れません。計画を立てても一日もできません。人が言うことは受け入れられず、すぐにキレるのですが、迷傷法は注意しています。

父親がいるとテレビをやめられるけれど、母親ではやめられない。実は、これはとても危険な状態です。

このままの状態が続くと子どもの問題行動は激しくなり、反抗が強くなったり、非行に走ったりすることもあるでしょう。

しかし正しいステップで対応すれば、親子でしっかりと話し合いができるようになります。時間などのルールも守れるようになるはずです。

怖いからやめるは続かない

親子

父親が怖いため、仕方なく言うことだけを聞いている状態は危険です。

子どもが幼いうちは守れるかもしれませんが、いずれ守れなくなるでしょう。

それどころか、力で押さえつけてきた親に対して、子どもも力で反発しようとします。

次第に、暴言や暴力が加速するでしょう。そのため、今すぐ対応を変えていく必要があります。

まずは話し合いができる関係作りから

親子

相談者さんのお子さんは、人が言うことを受け入れられずキレる状態です。つまり、自分にとって都合の悪いことは聞けない親子関係になっています。

そのため、まずは話し合いがきちんとできる親子関係づくりから始めましょう。

子どもがすぐに反発してくる場合、親も子どもに対してすぐに否定してきた可能性があります。まずはそれを改めるために、
  • 子どもの話をしっかり聞く
  • 子どもの意見を頭から否定しない
  • 力で押さえつけようとしない
  • 子どもが好きなYouTubeを親も見て、共通の話題を増やす など
こうしたことを心がけていきましょう。

ルールを守れる自律性を養おう

ルール

親子関係が良くなったら、親子で話し合いをして子どもが守れるルールを作っていくことが大切です。

力で押さえるのではなく、自分で決めたルールを守ることで子どもの自律性も養われていくでしょう。ステップとしては、

STEP1.子どもに「1日何時間なら守れるか」などを聞き、ルールを決める(最初は、昼夜逆転生活にならなければOK)

STEP2.守れたら褒める(守れなかったらどうして守れなかったかを聞き、一緒に改善策を考える)

STEP3.これを繰り返して、自律性を養っていく

です。力で押さえつけている限り、いつまで経っても自律性は養われないので、注意しましょう。

本日のまとめ

親子

怖い父親の言うことは聞くけど、優しい母親の言うことを聞かない状態は危険です。

まずは話し合いができる親子関係をつくること、その上で子どもが守れるルールを親子でつくっていくようにしましょう。

明日ですが、「なぜ、勉強しないといけないの?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!テレビをやめられない子どもの対応法

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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