模試の効果的な見直し方法

模試

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

道山先生こんにちは。現在中二の娘がいます。塾で定期的に模試があります。見直しは各自するようになっているのですがまったく手つかずのまま、次の模試を受けてます。

半分以上間違っている教科が多いので多すぎてやる気がおきないのかなあ、と感じます。模試の効率的な見直し方法などあれば教えてください。

中学2年生ごろになると、高校受験対策として模試を受けるようになります。この模試ですが、やりっぱなしは最悪です。

きちんと復習するからこそ、点数UPにつながるからです。そこで模試の効果的なやり直し方法をまとめました。

この方法を試していただければ、模試を受けるごとに偏差値が各教科1ずつ上がっていくようになるので、10回受ければ偏差値10は上がりますよ!

模試は苦手な範囲を確認する目的で行うもの

3つ

最初に模試を受ける目的について簡単におさらいします。模試を受ける目的は3つあります。1つ目は、今の時点での志望校の合格率や現在の偏差値を出すためです。これはテスト結果が返ってこれば目的達成です。

2つ目は、学校ではないテストの雰囲気になれるという目的です。これは模試を学校以外の会場で受けることで、達成できます。

3つ目は、苦手分野をチェックするという目的です。実は、模試をやり直す一番の目的はここにあります。間違えた問題=現時点で苦手な分野なので、そこを復習することで克服することができるのです。

模試をやり直すファーストステップ

ノートとペン

では実際にどのようにやり直していくか解説します。最初にやっていただきたいのが、なぜ間違えたのかを見直すことです。

例えば数学で問題の解き方がわからなかったなら、解説を読んで理解します。解説を読んでもわからない時は、家庭教師や学校の先生に質問しましょう。

ただ語句を覚えていなかっただけなら、まとめノートにオレンジペンを使ってまとめます。それを使ってその場で覚えます。

この2つを行うと、もう一度同じ問題が出た時、今度は解けるようになります。ここまでが最初のステップです。

時間を決めて解きなおすのがセカンドステップ

時間

次にもう一度、時間を決めて全ての問題を解きなおしてみます。これで95%以上解けるならOKです。

もし解けないなら、まだ理解していない問題があるか、忘れていた語句を覚えられていません。もう一度復習をして覚えてください。

95%以上解けるようになったら、1週間時間を置きます。そしてもう一度時間を決めて解きなおします。

1週間時間を空けると、なんとなく覚えていた問題はできなくなります。そこを最後に復習しましょう。これで完璧です。

本日のまとめ

勉強

模試を受けるのは3つの目的があります。ただ受けるだけだと、2つしか達成できません。受けないよりは良いのですが、少しもったいないです。

今回紹介した2つのステップでやり直しを行うと、3つ目の目的が達成できます。この勉強を加えるだけで、テストごとに1教科平均1ずつ偏差値が上がっていきます。

どんな子でも入試本番までに3回は模試を受けると思うので、最低でも偏差値が3は上がるのです。是非実践して、志望校の合格率を上げましょう。

明日ですが、「2年生最初のテストで74点UPした成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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