先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中3の娘ですが、バスケ部に所属しています。一つ上の先輩が引退してからは、レギュラーでやってきました。
しかし、この四月に、ミニバスの強豪チームからたくさんの一年生が入部し、あっという間に一年生にレギュラーを取られてしまいました。
レギュラーを取られた一年生に、バカにされる事を言われた様で、プライドはズタズタになり、あまり練習に行かなくなりました。
7月末の公式戦で三年生は引退です。残り2ヶ月、ここまで頑張ってやってきたのだから、最後まで頑張ってほしいと親としては思います。
残り2ヶ月の部活は、本人に任せておいた方がよろしいでしょうか。親として出来る事は何でしょうか。
私の元には、部活に関する相談も多く寄せられます。3年生まで頑張ったのに子どもが「部活を辞めたい」と言っている、という相談もよく来ます。
それ以外にも、3年生になった途端にレギュラーから外されてしまったり、怪我をして練習に参加できなくなってしまった、という相談も多いです。
上記のような部活に関する相談が来た時、私がいつもどのようなアドバイスをしているかを解説します。
今回の内容を理解していただければ、お子さんの部活は非常に充実したものになると思います。
また、間違った判断で辞めてしまうこともなくなると思うので、参考にしていただければと思います。
目次
最後まで続けるメリットは、受験と思い出作り
今回の相談者の方は、部活を最後まで続けてほしいという思いがあって、相談をしてくれています。
では、そもそも最後まで続けるメリットって何でしょうか?私自身は、「受験の際に推薦がもらいやすくなること」と、「卒業後も付き合える友達が増えるということ」の2つだと考えています。
部活は3年間続けたほうが、推薦がもらいやすいというのは事実です。また、卒業後に部活のメンバーで集まるとなると、最後までいた子たちで集まることが多くなります。
その結果、最後までいたほうが、卒業後も長い付き合いになる確率が高くなります。この2つが、部活を最後まで続けるメリットになります。
イヤイヤ続けても、ストレスが溜まるだけ
ここまでの話を読むと、最後まで続けたほうが良さそうと感じるかもしれません。しかし、デメリットもあります。一番のデメリットは、ストレスが溜まることです。
行きたくない仕事に行くと、毎日がストレスフルになるように、子どもも行きたくない部活に行くと、それだけでストレスを抱えます。
ストレスが溜まるとどうなるか?勉強が手につかなくなったり、イライラしやすくなります。
ストレスを溜めながら部活を続けていても、それ以外の生活に支障をきたす。これが行きたくない部活を続ける最大のデメリットです。
メリットとデメリットを伝え最後は子どもに決めさせる
では、親としてどのようなサポートをすれば良いのでしょうか。大事なのは、メリットとデメリットを両方伝えて、最後は本人に決めさせることです。
何も伝えない状態で、辞めるか辞めないかを決めさせるのは良くないです。まずはここまでお伝えしたことを、子どもに教えてあげましょう。
その上で、本人に続けるかやめるかを決めさせるという順序が大事です。そして、子どもがどちらの道を選んでも、お父様お母様はそれを応援することが重要です。
子どもが辞めることを選んだとしても、それは間違った決断ではありません。子どもの意思を尊重することで、今後何かあっても子どもは親を頼ってくれるようになります。
本日のまとめ
3年生になって部活を辞めたいと言われたとき、まずはその決断によるメリットとデメリットを伝えましょう。
最後まで部活を続けるメリットは、受験で推薦がもらいやすいことや、卒業後も長く付き合える友達が増えるということです。
一方、デメリットはイヤイヤ続けることでストレスが溜まり、生活に支障をきたすということです。
メリットとデメリットをどちらも伝えた上で、最終的な決断は子どもにさせます。親として大事なことは、「どちらの道を選んでも応援する」という姿勢です。
この姿勢がきちんと伝わっていれば、今後何かあっても子どもは親を頼ってきます。なんでも相談できる良好な親子関係になるはずです。
明日ですが、「私立高校特進クラスに合格した成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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