べんきょうしん先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
成績が1か2しかない子に「勉強しなさい」と言いたくなるけど、これも我慢した方がいいのでしょうか?
成績が低いと、どうしても「勉強しなさい」と言いたくなりますよね。この場合、言葉を変えるだけで、子どもは勉強するようになります。
そこで今回は、「成績が低い子に勉強しなさいは逆効果?」について解説しましょう。
正しいやり方でサポートすれば、子どもは自分から勉強するようになります。成績も必ず上がるはずです。
勉強しなさいと言って勉強するのか?
そもそも「勉強しなさい」と言えば、子どもは勉強するでしょうか。小学校低学年までなら、素直に聞いてくれるかもしれません。
しかし高学年以降になると、ほとんどの子は反発するようになります。「わかってるよ」「うるさいな」と言い返してくるでしょう。
つまり「勉強しなさい」という言葉は、そもそも効果がないのです。それどころか、言い続けると親子関係が悪くなってしまいます。
効果がない上に関係まで悪くなるなら、やめたほうがいいでしょう。
ではどうすればいいのか?
勉強させるには、3つのステップがあります。この3つ行えば、「勉強しなさい」と言わなくてもやる気を引き出すことができます。
ステップ1は「愛情バロメータを上げる」ことです。子どもが親の愛情を感じられるようになると、初めて親の話を聞けるようになります。
好きな料理を作る、話を聞くなどを行い、まずは関係作りから始めましょう。
ステップ2は「動機づけ」です。ごほうび作戦や、心の底から行きたいと思える進路を見つけるサポートをし、自然と勉強したくなる気持ちを作りましょう。
3つ目は「脇役サポート」です。子どもが助けを求めてきたときだけ、手伝うようにしましょう。
オール3が取れる勉強法
成績が1や2の子が成績を上げる場合、どうすればいいのか。次の3ステップで、進めましょう。まずは「教科書をマスターする」ことです。
国語や英語なら音読、数学なら例題を解くなど、教科書の内容を頭に入れます。これだけで20点くらいは取れるようになるでしょう。
次に「学校の問題集の基本問題」を完璧にします。テスト範囲の基本問題だけを、繰り返し解いて覚えましょう。
ここまでできれば、オール3は十分に狙えます。最後に「応用問題」まで解けるようにします。
わからない問題はそのままにせず、親が教えるか、家庭教師や個別指導塾を活用することも必要です。
本日のまとめ
いくら成績が低くても、「勉強しなさい」という言葉は使わない方がいいです。効果がないだけでなく親子関係も悪くします。まずは愛情バロメータを上げることから始めましょう。
子どもとの信頼関係ができたら、動機づけをしましょう。勉強は、教科書→基本問題→応用問題の順で進めていけば、オール3まですぐに上がります。
明々後日ですが、「苦手科目に悩む子への寄り添い方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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