もしお子さんが、「英単語や漢字を覚えられない」「覚えてもすぐに忘れてしまう」という悩みを持っているなら、本日ご紹介するアウトプット勉強法を実践させてみてください。
この方法をしっかり試していただくと、すぐに定期テストの点数が上がります。その結果、高校受験・大学受験の合格率も大きく上がります。
目次
アメリカのパデュー大学カーピック博士の研究
アメリカのパデュー大学のカーピック博士は、こんな実験を行いました。子ども達に様々な形で語句を覚えさせるという実験です。
ある子は、
(1)語句を覚える
(2)テストをする
(3)間違えたところだけを覚え直す
(4)最後に全ての問題をもう一度テストする
別の子は、
(1)語句を覚える
(2)テストをする
(3)間違えたところだけを覚え直す
(4)最後に間違えた問題だけをテストする
こんな感じで、覚え方を変えて、どのパターンが最も効率よく語句を覚えられるかテストさせてみたのです。
すると、結果に大きな差が出ました。最後にすべての問題をもう一度テストした子たちの方が、2.3倍結果が良かったのです。
大事なのは記憶(インプット)ではなくテスト(アウトプット)
一方、こんな実験も行いました。
ある子は、
(1)語句を覚える
(2)テストをする
(3)もう一度全ての問題を覚え直す
(4)最後に全ての問題をもう一度テストする
別の子は、
(1)語句を覚える
(2)テストをする
(3)間違えたところだけを覚え直す
(4)最後に全ての問題をもう一度テストする
という形で、覚え方を変えてみたのです。この場合、結果に差が生まれませんでした。この2つの実験結果から、わかることはこれです。
物事を覚えるのに大事なことは、記憶(インプット)ではなく、テスト(アウトプット)である。
実は、今回ご紹介するアウトプット勉強法は上記の実験を活かした勉強法となります。
最も簡単にできるアウトプット勉強法
具体的にどんなやり方かというと、「ひたすら覚えるのではなく、少し覚えたらテストをする」という勉強方法です。
多くの子は何かを覚えようと思ったときに、ひたすら覚えようとします。しかし、そこは重要ではなく、覚えたものをひたすらテストした方が、結果に大きな影響を与えるのです。
学校の勉強で活かすなら、「参考書の語句をひたすら書いて覚える」のではなく、「問題集を繰り返し解いて自然に覚える」ようにするのです。
これだけで、理論上、勉強効率は2.3倍上がります。ちなみに私が指導してきた子たちを見る限り、記憶スピードは2.3倍どころか、3倍以上上がっている子ばかりです。
本当に効果的な勉強法なので、一度試してみてください。
本日のまとめ
勉強を効率的に行うには、記憶よりもテストが重要になります。まずはひたすら問題集を解いていきましょう。
なお、こういった効率の良い勉強テクニックについては、年に1回行っている道山。流学習法勉強会で詳しくお話しています。
こちらに参加いただくと、説明を聞くだけではなく、直接できるところまでサポートします。その結果、すぐに成績が上がります。
「子どもにそういった話をしても聞いてくれない」「私では、上手く指導できない」という場合は、道山流学習法勉強会もご活用いただければと思います。
>>道山流学習法勉強会
明日ですが、「人生を変えたい子にお勧め!離島留学制度」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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