先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高校受験を控えている息子についてです。
国語の点数が他教科より低く、これからの短期間で、どのような取り組みをすれば少しでも成績アップできるのか、ご相談したいです。
なお、塾に通っており、テキストや過去問中心に勉強しています。志望校の倍率が高く、最大限の努力をして頑張ってほしいと思っています。
国語に苦手意識を持つ子は多いです。文章を読むのが苦手だったり、そもそも勉強法がわからなかったりすると、つい後回しにしてしまいますよね。
そこで本日は、効率よく国語の偏差値を上げられる具体的な方法をお伝えしましょう。
間違ったやり方をすると、今の頑張りが無駄になってしまいます。うまく対策ができれば、志望校にぐっと近づくはずです。
大前提!国語はすぐに点数は上がらない
そもそも国語は、すぐに点数が上がる教科ではありません。
入試で大部分を占める「読解問題」を解くには、読むスピードUPや文章を理解する力が重要だからです。
こうした力は、短期間ですぐにつきません。最低でも3ヶ月、通常は6カ月くらいかけてコツコツ対策をする必要があるでしょう。
今までしっかりと対策をしてきた場合は、どこかのタイミングで点数がぐんと伸びる可能性はあります。ただし、入試直前に取り組んでもすぐに結果は出ないでしょう。
これからやるべき2つの勉強
では、今からできることはないのか?もちろん、そんなことはありません。次の2つの対策を行えば、直前でも点数UPできます。
1つ目は、過去問を3~5年分解くことです。どれだけ読解力があっても、問題の形式になれていないと点数は取れないからです。
「1問〇分以内」というように、時間を決めて解く練習をしていきましょう。2つ目は、確実に取れる分野の対策です。
古文や漢文は、文法や読み方、ルールなどを覚えるだけで、点数を稼ぐことができるからです。漢字も、知ってさえいれば必ず点数につながるでしょう。
ただし都道府県によって、どの分野が出るかが変わります。過去問を分析して、出題される部分をしっかり対策することが大切です。
最後はひたすら読解問題対策
上記の2つの勉強をすでに行っているなら、あとはひたすら読解問題を対策をしていくことが大切です。
もちろん、すぐに上がるかはわかりません。しかし、やり続ければ確実に点数UPできます。
具体的には、1日に1つ長文読解問題を解くようにしましょう。ここでも時間を決めて、時間内に解く練習を行うことを意識するといいです。
間違えた問題は必ず解説を読み、なぜ間違えたかを理解するようにしましょう。これをサボってしまうと、点数は上がりません。
そのため、解説が詳しい問題集を選ぶことも大切です。
本日のまとめ
国語は、勉強したらすぐに点数が上がる教科ではありません。しかし、過去問を3~5年分解くこと、確実に取れる分野(古文、漢文など)を対策すれば点数UPは可能です。
さらに上を目指す場合は、コツコツと長文読解問題を時間内に解く練習を行っていきましょう。
明日ですが、「中高生向け!絶対に買うべきおすすめ本3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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