子どもが宿題をしなかったり、学校や習い事をサボったりしていると心配ですよね。こうした行動には、実は共通した原因があります。
これらを適切に解決することで、複数の問題も一度に改善できます。そこで今回は、「宿題やらない子のやる気を引き出す方法」をお伝えしましょう。
間違った接し方を続けると状況が悪化する可能性があるため、注意が必要です。一方、お伝えする通りにお子さんに向き合っていただければ、症状は改善に向かうと思います。
子どもが宿題をしない2つの主な原因
子どもが宿題をしない原因は、主に2つあります。1つ目は「愛情バロメータ不足による気力の低下」です。
愛情が十分に伝わらないと、子どもは気力を失います。宿題だけでなく、学校や好きな活動にも消極的になってしまうでしょう。
2つ目は「やり方がわからないから」です。宿題の進め方が分からない、時間的に終わらない、分からない箇所が多すぎて前に進めない。
このような状況だと、ついつい宿題を後回しにしてしまいます。
宿題をできるようにする方法
上記を踏まえて、どのようなサポートをすれば子どもが宿題に取り組めるようになるのでしょうか。
1つ目は、愛情バロメータを上げることです。好きな料理を作る、趣味に付き合うなど、子どもの希望をできる限り応えましょう。
子どもは、親が自分の望むことに付き合ってくれることで愛情を感じることができるからです。
2つ目は、一人でできるようになるまでサポートすることです。
やり方を一緒に教えたり、手伝ったり、場合によっては学校の先生に相談するなどして、子どもの学習を支えましょう。
もちろん、勉強が得意な子どもであれば、愛情バロメータの向上だけで十分な場合もあります。
成功事例:小5の佐藤さん
佐藤さんの小学5年生のお子さんは、2学期から朝起きられなくなり、食欲も低下。不登校になり、野球教室も休む状態になってしまいました。
そんな時に、私が行っている思春期の子育てプログラムに参加いただきました。その結果、野球教室に行けるようになり、登校日数も増加。
自ら宿題もこなせるようになったのです。では、佐藤さんは何を行ったのでしょうか。それは、
- 大好きな野球を一緒に楽しんだ(甲子園や野球ショップへの訪問、キャッチボールをするなど)
- 無理やり学校に行かせようとせず、子どもの意思を尊重した
- 好きな料理やお菓子を作った
これらを行ったところお子さんの気力が出て、宿題ができるようになったのです。また、勉強や行事にも積極的に参加できるようになりました。
本日のまとめ
子どもが宿題をしない原因は、「愛情バロメータ不足による気力低下」と「やり方がわからないから」です。
解決策としては、子どもの望みにできるだけ応じて愛情を伝えることと、一人でできるまでサポートすることが効果的でしょう。
これらのことができれば、子どもは自然と宿題や学校、クラブ活動などにも前向きに行動できるようになるはずです。
なお、愛情バロメータを上げた後は、上手く動機づけをすると勉強のやる気が上がります。その方法は、以下の無料講座で解説しています。
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明日ですが、「スマホばかり見て勉強しない原因と対策」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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