先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高校生の娘。約1年前から私のお金を度々盗んでいます。
バイトも大学受験の為に辞めてしまったので、今までのように定期的にお金を稼ぐこともできませんが、欲しい物を我慢することができない性格で。
盗んでいる場面を見たわけではないので一度も娘に注意したことはありませんが、はっきりと注意すべきでしょうか?見て見ぬふりを続けるべきでしょうか?
高校生の娘がお金を盗んでいる状況は、悲しいですよね。なんとかしてやめさせたいと思うのは当然でしょう。
そこで今回は「お金を盗む子どもへの向き合い方」について解説します。
やるべき対応をすることで、短期間で状況を改善することができます。子育ての不安やストレスも、軽減するはずです。
大前提!お小遣いの金額があっているかチェック
最初に、お小遣いが足りているのかチェックしましょう。
というのも、高校生になると電車通学や友達との付き合いでお金を使う場面が増えてきます。
最低限のお金すらない場合、友達との縁が切れてしまうので、盗まざるを得なくなるからです。
周りの子たちと比べて少なすぎる場合は、お小遣いを増やしてあげましょう。これだけで、解決するケースも多いです。
盗む癖がついている時は?
お小遣いが適正なのに盗んでしまう場合は、盗む癖がついている可能性があります。
この場合、まずは物理的に盗めないようにしましょう。財布を金庫に入れたり、カードを使えないようにするなどです。
ただし愛情バロメータが低いと、別の方法で解決しようとします。友達から盗んだり、違法なバイトをしたりするなどです。
そうならないためには、日頃から親子関係を良くするよう意識しましょう。
金庫に入れても盗む時は?
物理的対策をして親子関係も良いのに盗んでしまう場合は、依存症のような状態になっています。
とはいえ確証がない場合は、直接子どもに「このお金知らない?」「お金がなくなってるんだけど」と聞いてみましょう。
子どもが知らないと言うなら、空き巣の可能性もあるため警察に連絡してください。
親子関係が良い状態で、子どもが盗んでいたなら「ごめん、実は私がやった」と言ってくるはずです。
本日のまとめ
子どもがお金を盗む問題は、まずお小遣いの金額が適正かをチェックすることから始めましょう。
物理的な対策と並行して、愛情バロメータを上げることが重要です。確証がない場合は直接聞いて、必要に応じて警察への相談も検討しましょう。
明後日ですが、「わがままで言葉がきつい子どもの対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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