先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
子供がいじめの加害者になっていた。元々、感情のコントロールが苦手、6年生となり文句の言わなそうな子に毎日言葉の暴言を言い続け、3ヶ月目に発覚。
ストレスがたまると人の嫌がることをし、家庭環境もストレス因子の一つであるようです。(祖母も同居。本人曰く、過干渉であり否定されてる感じを強くうけている。)
どこから介入してあげたらいいのか分からなくなってます。
子どもがいじめの被害者になるのと同じくらい、実は加害者になるのも辛いことです。
そこで今回は、子どもがいじめの加害者になった場合に親がすべきことを紹介しましょう。
間違ったサポートをすると、いじめが悪化したり常態化したりして、取り返しの付かない事態になってしまうかもしれません。
まずは子どもから状況を確認する
いじめが発覚したら、最初にするべきは状況を確認することです。もちろんいじめは、加害者が100%悪いです。ただ、子どもにも言い分があるかもしれません。
しっかりと子どもから話を聞き、なぜそういうことになったのか、詳細を把握するようにしましょう。
話を聞いたあとで、何がいけないことだったのかを冷静に伝えます。
その上で学校に連絡をして、被害者の親と子どもに直接謝りたいと伝えましょう。
次に被害者の子に全力で謝罪
どんな理由であろうと、いじめは加害者が100%悪いです。そこで、相手の親子と先生を交えて話し合いの場を作ってもらい、誠意を持って謝まりましょう。
子どもだけでなく、親も謝ることが大切です。そして、二度と同じことを繰り返さないと約束をしましょう。
状況によっては、相手の親子が被害届を出すかもしれません。しかしこれは、仕方のないことです。
それくらいダメなことをしたと、子どもに伝えましょう。
繰り返さないためにすべきこと
一度起きてしまったことは、どうにもなりません。今後大事なことは、二度と繰り返さないようにすることです。そこで、次の3つのことを意識しましょう。
1つ目は、良好な親子関係を作ることです。家庭でストレスがたまると、そのはけ口として学校でのいじめをすることがあります。
2つ目は、定期的に話を聞くことです。学校生活でのことなどを、日頃から聞くようにしましょう。状況を知らないと、いじめのグループなどに入ってしまう可能性があります。
3つ目は、ダメなことは徹底して伝えることです。人に迷惑を掛ける行為、傷付ける行為、法律を犯す行為は絶対にダメだと、定期的に伝えましょう。
本日のまとめ
子どもがいじめの加害者になってしまったら、まずは子どもから状況を聞き、被害者の子どもにしっかりと謝罪しましょう。
そして、二度と繰り返さないために良好な親子関係作りから始めることが重要です。
明日ですが、「キレる子が育つ親の特徴TOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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