計算スピードが遅い子どものサポート法

計算

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

息子が中2の頃からメルマガで勉強させて頂いており、そのお蔭で3年時にはオール5を取らせて頂きました。ありがとうございます。

現在高校1年生ですが、数学、物理でのテストの計算問題で、殆ど理解しているものの、時間が足りずに点数が伸び悩んでいます。他の友達は時間内に終わるようです。

何度も同じような問題を解けば傾向もわかり、早く解けるのでしょうが、単純に計算が遅いだけのような気がします。

小学校時代に戻り100マス計算をするとか、公文のような単純計算ドリルをひたすらすればいいのでしょうか?

パッと計算ができるお子さんはどのような勉強をされているのでしょうか?

私のメルマガやLINEは、現在約3万人の方が読んでくださっていて、成績が上がったという報告もたくさんきています。

この方はオール5まで成績が上がったとの事で、私自身もすごく嬉しく思います。

そこで、今回はオール5を取っているようなレベルの高い子どもで計算スピードが遅い場合、お父様お母様はどういったサポートをすれば良いか解説します。

もちろん、オール5を取れる子は少ないので、そうでない子にも役立つ考え方も書きました。参考にしていただけると嬉しく思います。

オール5を取れている時点で問題なし

通知表

今回の内容を読んでいると、お子さんは中学の時にオール5を取っています。内申点5というのは全体の8%ぐらいです。

これを全教科で取れているならトップ3%ぐらいに入っていたということになります。この成績であれば、勉強は全く問題ありません。

偏差値の高い高校に進学すると、当然周りにいる子も中学でオール5を取ったレベルの子たちです。常に、彼らとの勝負になります。

すると、どうしても自分の子が劣っているように感じてしまいます。

しかし、少し視野を広げると、偏差値が高い高校に進学できている時点で、他の学校の子たち以上の計算スピードということです。

そうでないと、オール5を取ることはできないからです。

こういった理由から今回の相談者の場合、計算スピードに関しては全く気にしなくて良いです。

一番の問題は、他の子と比べていること

子供たち

わが子が、他の子と比べて計算能力が劣っていると考えてしまうのは、知らないうちに自分と他人の子を比べているからです。

これは子育てが失敗する一番の原因です。人間というのは、他の人間と比べれば比べるほど、自分より優れている部分がたくさん見つかります。

今回はたまたま「計算スピード」という事ですが、それ以外も同じです。自分よりも優れている人に、意識を向けるほど、生活は苦しくなります。

この相談者の場合、まずは他人の子と自分の子を比べるのはやめることが大事です。

私立中学や中高一貫校に通っている子どものお父様お母様も、こういった思考になりやすいので、注意してください。

今の勉強時間で取れる点数をしっかり取る

勉強

大事なことなので、もう一度言います。オール5を取った時点で、お子さんはかなり勉強しています。

今の時点で十分大学に合格できるので、大丈夫です。今の勉強時間で、最大限の点数を取ることだけを考えるようにしましょう。

そして、それができているなら、思いっきりほめてあげることも大事です。

ただし、どうしても行きたい志望校があり、現在の偏差値が志望校の偏差値に達していないなら、睡眠時間や娯楽時間を削って勉強するしかありません。

大学受験は浪人生との戦いなので、ある程度体にムチを打って勉強するか、浪人して時間を確保して勉強していかないと合格できないからです。

今の学力で行ける大学に進学するか、さらに上を目指すかよく考えて、進めていくようにしましょう。

本日のまとめ

受験

今回は、計算スピードが遅いというお悩みでしたが、数学で5を取れている子の場合、気にしなくて良いです。

既に、一定以上の計算スピードはあるので、そこをさらに上げることを無理に考えないようにしましょう。

どうしても、行きたい大学があるなら、計算スピードを上げることよりも、その大学に受かるために何が必要かを考えましょう。

おそらく、計算スピードを上げることよりも、簡単に合格できる方法がある(例えば、他の教科をさらに伸ばすなど)ので、そちらに力を注ぎましょう。

明日ですが、「道山流学習法2019の様子」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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