先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
先月息子を連れ、家を出ました。原因は夫の息子への暴言に息子が耐えれず、家に帰りたくない、死にたいというようになり決意しました。
実際1ヶ月経ち家を出てから息子は不登校でゲーム三昧です。本当に離してはいけなかったのでしょうか?
ご主人や奥さんが子どもに暴言を吐いていたら、どうしていいか悩んでしまいますよね。そこで今回は、別居すべきかどうかの判断基準を解説していきます。
今回の内容を理解していただければ、自分の選択に自信を持てるようになります。一時的に大変になったとしても、長い目で見ると決断してよかったと思っていただけるはずです。
別居すべきかどうかの判断方法
別居を決めるときにポイントとなるのは、3つあります。1つ目は、子どもや自分が苦しんでいるかどうかです。今回のように「死にたい」と言っている状況は、苦しんでいると言えるでしょう。
2つ目は、経済的に別居が可能かどうかです。そもそも家賃の支払いができなかったり、住む場所がなかったりすれば、別居するにもできません。
3つ目は、子どもがそれを望んでいるか否かです。別居する前には、子どもの意見を聞きましょう。
今回の相談者さんの場合、経済的に問題がないなら、暴言を吐くパートナーとは距離を取って正解だと思います(すでに子どもが苦しんでいるため)。
このまま一緒に住んでいたら、いずれ子どもが鬱になってしまうか暴れていたでしょう。
不登校+ゲーム依存になる理由
ただ今回の相談者さんの場合、子どもが不登校でさらにゲーム依存になっています。これはどうしてでしょうか。考えられる原因は、2つあります。
1つ目は、心のエネルギーが回復していないからです。長い間父親の暴言に苦しんできたため、回復するのに時間はかかるでしょう。
2つ目は、やることがないからです。学校が変わっているなら、すぐに友達もできないと思います。すると、暇だからゲームをしてしまうのです。
この場合、まずは親が友達の代わりになって一緒にゲームをしたり、話し相手になりましょう。休みの日に、一緒に出掛けるものおすすめです。
不登校を解決するまでの流れ
ここから不登校を解決するには、まずは愛情バロメータを上げましょう。学校に行くためのエネルギーを蓄えることが重要だからです。
次に、生活リズムの改善です。昼夜逆転生活では、朝起きられません。夜は24時までに布団に入るなどのルールを決めましょう。
最後に、小さな階段を設定します。いきなり教室に戻るのではなく、フリースクールやカウンセリングルームから登校することを目指しましょう。
そのほうが、スムーズだからです。
本日のまとめ
子どもや自分にとって悪影響なパートナーとは、経済的に可能なら別居してOKです。別居後の子どもの問題行動は、心のエネルギー不足が原因でしょう。
親が友達の代わりになってあげる、愛情バロメータを上げるなど、できることからやっていきましょう。元気に登校するには、生活リズムを整えることも重要です。
明後日ですが、「子どもが学校でいじめられたら?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!父親(母親)が子どもに暴言!別居すべきか?
記事を読んでくださったあなたに道山からのお願いがあります
最後まで記事を読んでくださったあなたに、一つだけお願いがあります!本日の記事が少しでも役立ったのであれば、以下のバナーをクリックしていただきたいです。クリックするだけで、ブログランキングのポイントがたまります。その結果、たくさんの方に思春期の子育て理論を広めることができます。
あなたの清き一票で、子どもたちの明るい未来を創ることができます。ご協力よろしくお願いします。
この記事へのコメントはありません。