「テストの成績が上がらない」
「内申点が酷い」
と悩んでいませんか?実は、内申点などの成績を上げるためには、2つの努力をすることが大事です。
そこで、元中学校教師で現在は年間3000組の親子の勉強をサポートしている道山ケイが、効率良く成績を上げる方法を解説しました。
元教師だからこそわかる、内申点の仕組みと効果的な上げ方を暴露しましたので、この通り進めていただければ、すぐに成績が上がるはずです!
その結果、高校受験の合格率もグングン上昇すると思います!
目次
成績が良い子は「定期テスト」と「授業態度」の2つを頑張っている
成績とひとえに言っても、いろいろな意味があります。テストの点数、内申点、模試の成績などです。そこでこの記事では、成績=内申点という意味で、解説していきます。
通知表の評定(内申点)のがいい子というのは、どういった特徴があるのでしょうか。実は2つのことを努力しています。
定期テストの点数を上げること
1つ目は、定期テストの点数を上げる事です。
5教科の場合、内申点の8割は、定期テストの点数で決まります。内申点が良い子は、必然的に定期テストの点数も高いということです。
授業態度を良くすること
2つ目は、授業態度を良くすることです。
教科によって、配点は異なるのですが、内申点の2割くらいは平常点で決まります。平常点とは、授業態度、提出物などです。
内申点が良い子は、定期テストの点数だけではなく、これら授業態度や提出物などにも気を配っています。
まとめると、内申点は、①定期テストの点数②提出物を含めた授業態度の2つで決まっています。成績がいい子はこの両方を意識しています。
現在、「なかなか成績が上がらない」と悩んでいたら、この2つを意識することが大事です。
定期テストの点数を上げる3ステップ
最初に、成績を上げる最初の要素である、定期テストの点数を上げる方法をお話します。意識していただきたいことは、3つあります。
学校の問題集や授業プリントを、繰り返し解く
これは、5教科全てに使える方法です。まずは、学校の問題集や授業プリントを繰り返し解きましょう。繰り返しの回数は、最低3回できれば5回ぐらいです。
なぜ繰り返すのが大事かというと、問題集の中には大事な語句がたくさん詰まっているからです。こういった語句をきちんと覚えていかないとテストでいい点数は取れません。
また、数学や理科など解き方を覚える問題の場合、繰り返し解くことで自然と解き方が頭に入ります。
問題を見た瞬間に答えが出てくるレベルまで、問題集や授業プリントを繰り返し解くようにしましょう。これで、定期テストの基本問題が解けるようになります。
学校で使っていない問題集を解いて、応用力をつける
定期テストは、基本問題だけではなく、応用問題も出題されます。これらの対策をしていかないと、成績を上げることはできません。
応用力をつけるとき、最も簡単な方法は、学校で使っていない問題集を1冊用意して繰り返し解くことです。
学校の問題集と併せて2種類の問題に触れることで、様々な問題に対応する力(=応用力)をつけることができるからです。
塾で使っている問題集、書店に売っている問題集、通信教育の問題集、何でも良いので、学校で使っていない問題集を2回から3回解きましょう。
教科書の音読など、教科ごとのポイント学習をする
最後は、教科ごとの勉強をしていくことです。
例えば、国語だと漢字をコツコツ覚える。英語だと英単語を覚える。社会だと読み取り問題対策をするなどです。
これら教科ごとのポイントを押さえていくことで、さらに20点ほど点数を上げることができます。
定期テストで、より良い点数を取りたい場合、まずはこの3つのステップで勉強を進めてみてください。なお、さらに細かい勉強方法については、こちらにまとめてあります。
>>【まとめ】中学生の勉強の仕方解説ページ
授業態度を上げる3ステップ
次に、成績を上げる要素の2つ目、授業態度を上げる方法について話します。
平常点には、授業態度と提出物の2つがあります。ただ、提出物は授業態度に含まれることが多いので、今回は授業態度と一緒に解説します。
友達と話すのと寝るのをやめる
授業態度というのは、加点される部分と減点される部分があります。まずは、この減点される部分をなくしていくことが大事です。
減点される部分は、主に2つあります。「授業中におしゃべりをする」「授業中に寝る」の2つです。
もし、授業中に友達と話していたり寝ていたりするのであれば、まずはこれをやめましょう。
話をしてしまう場合は、我慢するだけです。しかし、授業中寝てしまうのは睡眠不足の可能性が高いです。
出来るだけ12時までには寝て、生活リズムを整えましょう。それでも寝てしまう場合は、こちらの方法を試してみてください。
>>元教師が解説!授業中眠くならない方法
できる限り、発言をする
次に、加点の部分をお話します。授業態度で加点したいとき、最も大事なのが「発言」です。
授業中に発言をすると、教師は「この子は授業に対する意欲があるな」と思ってポイントをつけるからです。
このとき、発言した答えが合っているか、間違っているかは関係ありません。大事なのは、「発言回数」です。
たまに正解を言う子よりも、毎日発言して間違いもある子の方が加点が大きくなるということです。
発言回数が多ければ、授業に対する意欲が高いと判断されるので、正違は意識せずたくさん発言しましょう。
提出物は期日までに出す
最後は、提出物です。これも、内申点に大きく影響します。提出物の点数を上げる時、最も大事なことは期限を守ることです。
色を使うことも大事ですが、期限をしっかりと守っているかという点の方が、点数に与える影響が大きいからです。
細かく書く、色を付けるなどよりも、まずはきちんと期限までに提出することを意識してください。
一番大事なのは「成績を上げたい」という気持ち
最後に一つ、成績を上げる大事なポイントをお伝えします。それは「成績を上げたい」という気持ちを持つことです。
成績をあげたいと思う気持ちがあるかどうかで、成績は大きく変わってくるからです。成績をあげたいという気持ちがあるからこそ、人は面倒くさいことをできます。
ワークを繰り返す、期日までに提出物を出すというのは、非常に面倒くさい活動です。この面倒くささを乗り越えないと、成績は上がりません。
それを乗り越えるための原動力が「成績を上げたい」という気持ちなのです。
成績をあげたいという気持ちを持つために最も大事なことは、心の底から行きたい進路を決めることです。
現在、あなたが行きたいと思っている進路が見つかっていない場合は、まずは進路を見つけるところから始めましょう。
高校受験に合格するための勉強法
ここまでに、成績を上げる2つの要素についてまとめてきました。この方法で成績(内申点)を上げていけば、確実に志望校にも合格できると思います。
ただ、高校受験は、内申点だけで決まるものではありません。内申点に加えて、当日の点数も合否を決める要素だからです。
そこで、次のページでは、高校受験当日の点数を上げる勉強法をまとめました。
これから受験当日までの勉強スケジュール、すぐに偏差値が上がる勉強テクニックなど、元教師だからこそわかる方法をまとめたので、参考にしていただければと思います。
この記事を読んだ1か月後に、模試の偏差値が10上がった!という報告もたくさんいただいている方法なので、受験合格に役立つかと思います。
>>元教師が解説!高校受験の勉強方法まとめ
【親向け】子どものやる気を引き出す声掛け法
現在私は、全国の中学生に「効率よく定期テストの点数を上げる勉強法」を解説する勉強会を定期的に行っています。
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本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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