企業が学力を求める時代は終わり

企業

最近「これからの時代も、とりあえず勉強を頑張れば生きていけるのでしょうか?」という相談をよくいただきます。

実は、今の時代、ただ勉強を頑張るだけでは生き残れません。企業が求めている人材が、変わってきているからです。

そこで、本日は今の企業はどんな人材を求めているのか、そして、そういった人材に育てていくためにはどういったポイントを押さえていけばよいのか解説します。

お伝えする内容を意識して子育てをしていけば、お子さんは10年後たくさんの企業から引っ張りだこになるため、充実した毎日を送ることができるはずです。

帝国データバンクの意識調査結果

面接

様々なアンケートを行っている帝国データバンクという会社が、2017年にある調査を行いました。その内容は、企業がどんな人材を求めているか、採用するときにどんな点を見ているかというものです。

その結果、第1位が「意欲的かどうか」、第2位が「コミュニケーション能力が高いかどうか」でした。

最近の企業は、生活や仕事を含めた人生そのものに意欲的かどうかという部分と、上司や部下、お客様などと話ができるかというコミュニケーション能力の2つを元に人材を採用しているのです。

一昔前のような学歴が高い順に採用するという時代から、大きく変わってきています。お子さんが将来社会で活躍できる人間になるには、こういった変化を意識した子育てをしていくことが大事です。

意欲的な子どもに育てる方法

階段を上る

どうしたら意欲的な子どもに育てることができるのでしょうか。結論から言うと、私が日々お話している愛情バロメータを上げるのが意欲的な子を育てる一番簡単な方法です。

エリクソンの発達課題というものを聞いたことがあるでしょうか。これは人間がどういった能力を身に着けながら大人になるのかというのを表した表になります。

これを見ると、人間はまず信頼性を身に付けます。信頼性とは、他人のことを信じる力のことです。信頼性が養われたら、次に自律性が養われます。

自律性とは、未成年の間は煙草を吸わない、お酒は飲まない、学校のルールを守るなど自分を律する力です。この2つの力が身についたら、3つ目に積極性、意欲性を身につけます。

企業が求めている「意欲的かどうか」というのは、この部分です。つまり、信頼性と自律性が養われていないと意欲性は出てこないのです。

愛情バロメータを上げると、スムーズにこの階段を登っていくことができます。その結果、子どもに積極性、意欲性が身につくのです。

コミュニケーション力を高める方法

親子会話

コミュニケーション能力を高めるために一番大事なことは、親子でのコミュニケーションを増やすことです。

なぜなら、子どもはお父様お母様との会話を通してコミュニケーション能力を養っているからです。ここがしっかりできていなかったら学校や塾、部活などの友達とのコミュニケーションが取れません。

そこで、まずはお父様お母様がしっかり話をしてあげることが大事になります。これと同時に、初めて会う友達等と話す機会を作ってあげると良いです。

学校以外の初めて会う人と自然に話すことができたら、コミュニケーション能力は一気に伸びます。そういう人たちと会う機会を作ってあげることが大事になります。

市がやっているイベントや活動に積極的に参加して他の地域の中学生と交流する機会を作ってみたり、クラブチームに参加して交流する機会を増やすなどが良いと思います。

本日のまとめ

サポート

企業は、意欲的かどうか、コミュニケーション能力が高いかどうかという点を見ています。愛情バロメータを上げる、学校以外の初対面の人と話す場に参加するという事を意識してみましょう。

学歴だけにこだわらず、こういった子どもの能力を伸ばすために、親がサポートしてあげることが大切です。なお、コミュニケーション力を上げるうえで、他の地域の中学生と交流する機会を作ることが大事だと書きました。

実は、私が行っている夢プロジェクトは、子どもたちに夢を持たせるきっかけを作るのはもちろん、全国の小中高生同士が、互いに交流し、コミュニケーション力を高めるという目的も兼ねています。

また、好きなことが見つかれば、人間は自然と意欲的になることもできます。これからの時代に活躍できる人間を育てるためのプロジェクトなので、もし興味があればこちらもご検討いただければと思います。

>>新夢プロジェクト第1弾(和太鼓・手話ダンス)

>>新夢プロジェクト第2弾(芝居・音響照明)

明日ですが、「顧問の先生から理不尽に叱られた時は?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!企業が学力を求める時代は終わり

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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