先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
息子ですが、運動部に所属しています。顧問の先生は、新規採用された若い男性の先生で、息子は先生をとても慕っていました。
しかし引退試合の前日、先生に理不尽な事で頭ごなしに怒鳴られました。
結局、先生の勘違いだったそうですが、先生からは一切説明がなく、先生の対応に納得いかない息子は、意地になり、引退試合に行きませんでした。
信頼していた先生に裏切られた苛立ちと哀しみが、憎しみに変わってきています。親としては、どの様に対応したらよいですか。
今回のケースは、引退試合の直前に起こったことですが、これ以外にも部活に通っていると先生から理不尽な対応をされることはよくあります。
そこで本日は、このようなときお父様お母様がどのような対応をしていけば良いかを、教員側の立場も踏まえてお伝えしていこうと思います。
今回の内容を理解していただければ、部活で顧問の先生とトラブルを抱えていたとしても、早期に解決できると思います。
まずは、保護者が顧問と話をしよう
顧問の先生に子どもが理不尽に怒られたときというのは、子ども側と先生側で何か誤解が生じているケースが多いです。
そのため、なぜ叱られたのか、なぜ謝罪がないのかをお父様お母様が電話をして学校に質問をすることが重要です。
悪気があってやっていることなのか、そうではなく誤解があってやってしまっていることなのか、そのあたりの細かいことが分かるからです。
子どもに聞くのではなく、学校側にきちんとした理由を聞くことが、解決の最初のステップになります。
次に、顧問から子どもに謝罪をしてもらう
今回のように、誤解があったせいで叱られて謝罪もない場合は、顧問の先生に謝罪をしてもらうことが大事です。
このままの状態では、子どもは学校に不信感を持ってしまうからです。そこで、顧問の先生に謝罪してもらう場を、学校の先生に作ってもらいましょう。
学校で会った時に謝ってもらうのではなく、きちんと謝る場を作ってもらうほうが良いです。そのとき、顧問の先生だけでなく、副顧問の先生や担任の先生にも入ってもらうのが望ましいです。
また、体罰など絶対に許せない場合は、その場に両親どちらも同席してください。きちんと学校側から事情を聞いた上で、それに合った対応をしていきましょう。
学校の先生=完璧だとは思わない
学校には優秀な先生もいれば、そうではない先生もいます。私自身も、教員時代は子どもに間違った対応をしてしまったことも何度もありました。
先生はみんな大人ですが、謝ることができない先生もいます。先生が間違っていると思うなら、まずは話を聞いてみることが大事です。
学校の先生は完璧な存在ではないので、お父様お母様が「学校の先生に任せておけば大丈夫」と思っていると、何かトラブルがあったときに対応が遅れてしまいます。
そうならないように、子どもの部活や勉強、学校のやり方には常に目を見張らせておきましょう。子どもが楽しく学校生活を送るために、大切なことです。
本日のまとめ
部活の顧問の先生とトラブルがあったときは、子どもに話を聞くだけでなく、学校にも聞いてみるようにしましょう。
何か誤解があって叱られたのか、何か先生の意図があってのことなのか、そのへんの細かいことは聞いてみないと分かりません。
先生が間違っていた場合は、副顧問や担任の先生も交えて、謝罪の場を作ってもらいましょう。問題の中身によっては、お父様お母様どちらも同席することが必要です。
学校の先生は完璧ではないので、学校に任せておけば大丈夫とは思わないようにしましょう。お父様お母様が、学校に対して常に目を見張らせておくことが重要です。
明日ですが、「起立性調節障害の子供のサポート法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!顧問の先生に理不尽に叱られた時は?
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