勉強計画は細かく立てるべきか?

計画

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中学1年生の母親です。塾に通ってますが成績は全く上がりません。

今回、7日間で成績UP無料講座の方法を実践したところ、さっそくやる気が出ました。

子どもから学習計画を一緒に立てて欲しいとお願いされたのですが、上手に計画が立てれません。

例えば月曜日は数学のワークを何ページするとかを細かく計画するべきですか?

テストが近づくと計画を立て始める子が多いと思います。今回は、計画を立てるときの細かい考え方をお伝えします。

しっかりと勉強の計画を立てることができれば、テストの点数はどんどん上がります。その結果、志望校に合格することもできるようになります。

今回は中学生本人にも大事な内容なので、よかったらお子さんにシェアしていただければ幸いです。

そもそも計画を立てる必要はある?

良い成績

最初に、そもそも計画表は立てないといけないのか解説します。

結論、計画表を作ったほうが成績は上がりやすくなります。やるべきことが明確になるので、スムーズに勉強に取り掛かれるからです。

ただ、能率以上に大事なのは子どもの気持ちです。子どもが「計画なんか立てたくない」と言っているなら、立てさせる必要はありません。

無理やり立てさせても、やる気がなくなって成績アップにつながらないからです。最終ゴールは成績UPなので、この点を忘れないようにしましょう。

計画表の立て方3つの基本

ポイント

次に計画の立て方を解説します。こちらは、過去にしっかりと記事にまとめているのでここでは基本の部分を簡単にお伝えします。

計画を立てるときに大事なポイントは、3つです。

ゴールから逆算して考える

たとえば、前回のテストでは、1週間前から勉強して5教科合計が300点だったとします。今回は330点を目指したいとします。

目標が上がっているので、前回と同じように1週間前から始めるのでは遅いです。そこで、テスト10日前や2週間前から勉強を始めるように計画を立てましょう。

まず目標を決めて、どれくらい前から勉強を始めないといけないか、ゴールから逆算して考えることが大事です。

1時間で1教科と考える

計画を立てるときは、「1時間で1教科」を目安に立てていくのが良いです。2時間勉強できる日なら、計画表には2教科書きます。

中学生の集中力は、だいたい45分を目安に下がってくるので、45分勉強して15分休憩というリズムがベストです。

具体的に立てる

計画は、より具体的に立てていく方が効果的です。「数学をやる」よりも「数学のワークを6~8ページやる」のほうが、計画を実行しやすくなります。

特にワークをやるときは「○ページ~○ページ」と具体的に決めるほうが良いです。そのほうが、実行できる確率は高くなります。

やりながらアレンジしよう

達成感

計画を立てて、いざやってみると、思い通りに進まないことがあります。そういうときは、その都度アレンジしていくことが大事です。

たとえば、ワークを2ページやる予定だったのが、体調が良くて3ページできたとします。翌日はそのままいくと1ページだけで済みますが、予定通り2ページ進めましょう。

そうすると、予定よりもワークを早く終わらせることができます。余裕を持って計画を立てて、早く終わればその分どんどん前倒しで進めるのがおすすめです。

逆に、ぎっしり詰めた計画表にしてしまうと、達成できないことが多くなり、落ち込みやすくなります。余裕を持った計画表で達成感を味わうほうが、効率よく勉強が進みます。

なお、計画の立て方は、こちらの記事でさらに詳しくお伝えしています。よかったらこちらも参考にしてみてください。

>>勉強スケジュールの立て方

本日のまとめ

勉強

計画を立てるときは、ゴールから逆算して考えます。1時間に1教科を目安に、「ワーク○ページ~○ページ」のように具体的に決めるのが良いです。

実際にやってみると思い通りに進まないこともあるので、その都度アレンジするのが大事です。予定よりも捗ったら、どんどん前倒しで進めましょう。

余裕を持った計画表を作っておくと、予定よりも早く進んで達成感を味わえます。逆に詰め込みすぎると、達成できなくて落ち込みます。

どうしても計画を立てたくないのなら無理に立てる必要はありません。モチベーションが下がれば成績も上がらないので、子どもの気持ちを優先してください。

明日ですが、「道山が教師を辞めた2つの理由」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!勉強計画は細かく立てるべきか?

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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