今、あなたがお子さんに最も求めていることって何でしょうか?頭がいい子になってほしい、性格が優しい子になってほしい、将来社会で活躍してほしい。
人それぞれ望みがあると思います。ただ、ひとつのことを重視しすぎた結果、他のことが疎かになっている方が結構多いです。そこで、ひとつ質問です。
成績と性格だったら、どちらが大切でしょうか?実はこの考え方が、お子さんの将来を大きく左右します。ご家族の笑顔にもつながるので、参考にしていただけると幸いです。
目次
一つしか選べないなら?
次のどちらかしか選べないとしたら、あなたはどちらの子に育てたいでしょうか?
A君:成績オール5、テストも学年1位。しかし性格が悪く、影で友だちをいじめたり、先生を困らせたりしている。
B君:成績オール1、勉強はほとんどしない。しかし、性格が良く、友達からも大人気。先生からも信頼されている。
価値観は人それぞれなので、正解はありません。ただし、私は、どちらかしか選べないなら、B君に育てたい派です。その理由をお伝えします。
道山がBを選ぶ2つの理由
1つ目は、時代の変化です。一昔前までは、いい成績を取って有名大学に入れば一流企業に就職でき、将来安泰でした。しかし今は、一流企業でもリストラが起こりえます。
また職場の人間関係によるストレスから、早期離職につながってしまうこともあるでしょう。つまり、成績さえ良ければ幸せになれる時代では、なくなっているのです。
2つ目は、人生の幸福度です。ハーバード大学が行った実験によると、将来幸せだと感じる人の共通点はたったひとつ、「人間関係」だったそうです。
つまり、家族、夫婦、友達、親子などの関係が良好だった人は、自分の人生に幸せを感じます。一方、どれだけお金持ちでも、人間関係が悪い人は幸せと感じないそうです。
この2つから、B君の方が幸せになれる確率が高いと判断できます。私が、B君を選ぶ理由は、この2つが理由です。
子どもの性格を作るのは親子関係
では、なぜA君は友達をいじめるのでしょうか?様々な背景が考えられますが、確実にいえるのはストレスがたまっていることです。
学校での疲れやストレスを、家で発散できていない可能性が高いでしょう。親に話を聞いてもらったり、甘えたりしたいのに、満たされていない可能性もあります。
先生をいじめる理由も、ズバリ構ってほしいからでしょう。つまり、家庭の空気を良くして、子どもの要望に応えれば、A君の性格はきっと改善できます。
子どもの性格を良くするためには、良好な親子関係が必要なのです。
成績を上げるために親子関係が悪化したら本末転倒
しかし、最近多くの家庭が、子どもの成績を上げようと思いすぎるあまり、親子関係が悪くなっています。これは、本末転倒です。
子どもは親から「勉強しなさい」という言葉をかけてほしいのではありません。他愛もない話をしたいと思っています。
それができていないために、親子関係が悪くなっているのです。その結果、性格に悪影響を与えていることもあります。
最重要は、親子関係
もしお子さんがこのような状況になってしまったら、成績ではなく親子関係を良くすることを意識しましょう。
良好な関係を築けば、子どもの性格は良くなります。愛情が満たされれば、人に優しくなれるからです。
また、家庭でストレスを発散できれば、悪口も言わなくなり、友達や先生からも人気になるでしょう。
成績を重視するあまり、性格が悪くなってしまったら本末転倒です。成績を捨ててでも、愛情バロメータを上げましょう。
本日のまとめ
成績を意識しすぎるあまり、子どもの性格への意識がおろそかになっている家庭は少なくありません。将来の幸せを考えると、子どもの性格を良くすること、つまり親子関係を良くすることが大切です。
私が日々愛情バロメータUPの話をしているのは、こういった理由からです。良好な親子関係を築くことができれば、成績も自然と上がっていきます。
明日ですが、「テスト直前に隠れてゲームする癖の直し方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!子どもの成績と性格、どっちが大切?
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