先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中学1年不登校の娘がおります。6月からのいじめが9月になっても続いており、学校へ行かなくなりました。
長期のいじめに学校には行きたくない気持ちもわかり、今はゆっくり自宅で過ごしています。
ただ、つまらない、無理、死にたいなどと、つぶやいている為、とても心配です。今後はどのようにすれば良いのでしょうか。
不登校の解決方法は、学校に行けなくなった原因によって異なります。
そこで本日は、いじめが原因で不登校になったお子さんの心理状態や親ができるサポート法をお伝えしていきます。
いじめの場合、本当は行きたいけど行けないことがほとんどです。一日でも早く解決するために、今やるべきことをまとめました。
そのままやっていただければ、不登校解決につながるはずです。お子さんの学校生活も、充実すると思います。
いじめを受けるとどうなるか?
学校でいじめを受けると、子どもには2つの変化が起こります。
1つ目は、心が疲れることです。学校にいるだけでストレスを感じ、その場にいることがつらくなります。
さらにいじめに気づいてくれなかった親にも不信感を感じ、愛情バロメータが下がることもあるでしょう。
2つ目は、学校がトラウマになることです。いじめが改善したとしても、学校に行こうとするたびに当時の恐怖がよみがえってくることがあります。
すると、行きたくても行けない状態になってしまうこともあるでしょう。
まずは心の疲れを取ろう
この状況を解決するには、まず心の疲れをとることが大切です。私が日頃からお伝えしている、愛情バロメータUP法をしっかり行いましょう。
その中でも特に意識することは、無理やり登校させないこと、自宅で一緒に過ごすこと、子どもの好きなことで外出することです。
子どもの気持ちに寄り添った行動ができると、愛情バロメータが上がり、心の疲れもとれます。すると、学校にも意識が向いてくるでしょう。
子どもから、学校、受験、勉強などの話が出てくるようになります。ここまで来たら、次のステップへ進みましょう。
小さなステップで再登校させよう
ただし学校に意識が向いても、いきなり教室に戻すのはおすすめできません。過去のトラウマによって、過度のストレスがかかるからです。
そこで、ストレスの少ない適応指導教室、フリースクール、カウンセリングルームなどからスタートさせるといいでしょう。
ここを徐々にクリアできてから、再登校させるといいです。もちろん、学校に戻ることだけがゴールではありません。
適応指導教室に通って高校受験に臨んだり、転校をしたりして再スタートを切るのもいいでしょう。
目指すべきゴールは、子ども自身が人生を振り返ったときに楽しかったと思えることです。学校に行ったか行かなかったかは、大きな問題ではありません。
お子さんの状況にあった方法で、進めていきましょう。
本日のまとめ
いじめが原因で不登校になった場合、まずは心の疲れをとることが大切です。
無理やり登校させないこと、自宅で一緒に過ごすこと、子どもの好きなことで外出することを、特に意識しましょう。
愛情バロメータが上がると、お子さんのエネルギーが沸いてきます。いずれ学校に意識が向いてくるので、再スタートができるでしょう。
明日ですが、「子どもの成績と性格、どっちが大切?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!子どもがいじめで不登校になったら?
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