40年間で起きた家庭環境の変化

家

子育てがうまくいかず、子どもの将来に不安を感じていませんか?昔と今では家庭環境が大きく変わっており、それが理由で不安を感じているのかもしれません。

そこで今回は「40年間で起きた家庭環境の変化」をお伝えしましょう。

ここを理解して対応すれば、子育ては確実に上手くいきます。不登校やスマホ依存などの子どもの問題行動も、改善に向かうはずです。

40年間に起きた家庭環境の変化

スマホ

はじめに、40年前から教員をしていて今はもう退職をされた知人から教わった「40年間で起きた家庭環境の変化」をお伝えしましょう。

1つ目は「学習塾の時間延長」です。昔は夜8時には終了する塾が多かったのですが、今は夜10時過ぎまでやっている塾が多くなりました。

2つ目は「スマホやゲームの普及」です。スクリーンタイムが増え、スマホゲーム依存になる子が増えました。

3つ目は「共働き・核家族の増加」です。親が忙しくなるため、どうしても子どもと親のコミュニケーションが不足します。その結果、子育ての難易度が上がっているのです。

家庭環境が変わった結果起きたこと

不登校

家庭環境の変化によって、子どもにも変化が出ています。1つ目は「不登校の増加」です。

不登校の生徒は、40年前は学年に1~2人でした。それが今では、クラスに2~3人いることがほとんどです。

これは上記の変化以外にも、学校に行かなくてもいいという考えが増えたり、学校以外の選択肢が増えたりしたことも理由でしょう。

2つ目は「倫理観のない子が増えた」です。善悪の区別がつかない子どもが増加し、問題行動の質が悪くなりました。

昔もヤンチャをする子はいましたが、悪質なやり方は少なかったです。気に食わない相手とは正々堂々と喧嘩をする、みたいな感じでした。

最近はSNSなどを使って、ばれないように嫌なことをする子が増えています。

子育てを成功させるための対策

優先順位

では、こうした変化がある中で、親は何を意識していけばいいのでしょうか。まずは、「干渉を減らし、保護を増やすこと」が大切です。

保護は子どもの要求をできる限り受け入れること、干渉は必要な場面で注意・指導することです。

昔のように子どもと接する時間がたくさんあれば、その分保護もたくさんできました。結果として、たくさん干渉もできたのです。

しかし、今は時代的に保護の時間が減っているため、その分干渉も減らすしかありません。

そこで、「伝えるべきことの優先順位」を決めていくことが大切です。

最低でも「迷・傷・法(他人に迷惑をかける行為、他人を傷つける行為、法律やルールに違反する行為)」だけは、しっかりと伝えましょう。

本日のまとめ

親子

昔と比べて現代は、子どもと親のコミュニケーションが不足し、子育ての難易度が上がっています。

現代の子育てで意識すべきことは「干渉を減らし、保護を増やすこと」「伝えるべきことの優先順位を決めること」です。

何でもかんでも口出ししすぎないようにして、隙間時間の会話を楽しみ、嫌がることを言いすぎないようにしましょう。

明日ですが、「学級崩壊が起きたらどうする?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!40年間で起きた家庭環境の変化

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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