先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1の息子は、決めた事を続けられず、同じ失敗を何度もします。注意すると泣いたり、部屋に篭ったりするようになりました。
そんな姿を夫はキツく叱り、どうせ出来ないだろうと言い、息子の自己肯定感は下がり萎縮しています。家族の顔色を伺い、会話も少なくなりました。
自分で出来るよう促すと殻に篭り、ほっておくと同じ失敗をします。この悪循環から抜け出せる為に母親の立場として出来る事はありますか?
失敗してもやり切る力は、特に社会に出てから要求される重要な能力です。ただ、ご相談のような環境では、子どものやり切る力は伸びていきません。
この記事では、子どものやり切る力を伸ばす方法を紹介します。家庭環境を変えれば、子どもの能力は大きく上がるでしょう。
結果的に、自分で決めたことを最後までやり遂げられる人間になるため、社会に出てからも活躍できるようになるはずです。
結論!最初からできるのはロボット
まず、人間は自分で決めたことであっても、なかなか最後まで続けられるものではありません。
同じ失敗を繰り返すこともよくあります。ご相談者さんのお父さんも、過去には必ず、同じ失敗を繰り返したことがあるはずです。
つまり、ご相談者さんのお父さんのような接し方を続ければ、ほとんどの子どもが部屋に引き篭もってしまうでしょう。
失敗を厳しく責めることが、子育てでプラスになることはほとんどありません。
母親はどうすれいいのか?
それでは、こういった場合に母親はどうすればいいのでしょうか?重要なのは、子どもの前で子どもの味方であることを示すことです。
たとえば父親が子どものことをきつく叱ったら、その場で「そんな言い方はひどい、それ以上言わないで」と、子どもを守りましょう。
「どうせできない」というようなことを言うなら、「やってみないとわからないでしょう」と言うのです。
こういった行動をすれば、子どもは「お母さんだけは、私の味方」と思ってくれます。
どうしたら自分でできるようになるのか?
子どもが自分でやり切る力を手に入れるには、親ができるようになるまでサポートし続けることが必要です。
自分1人で勝手に何でも最後までできるようになる子どもは、1人もいないからです。
子どもができない場合、親のサポートが不足していると考えましょう。
同じ失敗をする場合、どこが問題なのか、子どもと一緒に考えることが大事です。
こういったサポートを続けていけば、少しずつ自分でできるようになり、最終的には最後までやり遂げられるようになります。
本日のまとめ
子どものやり切る力は、親のサポートのもとでじっくりと時間を掛けて養われるものです。
失敗をした時に強く叱るのではなく、一緒に問題点を探す姿勢を持つようにしましょう。
明日ですが、「子どもが筑波大学に受かったサポート法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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