受験や試合などの大事な場面で、子どもが緊張して力を出せないと残念に感じますよね。
そこで今回は、「本番に強くなる子どもの育て方」を紹介しましょう。今は本番が苦手な子どもでも、親のサポートで変わることができます。
受験や試合だけでなく、将来の仕事でも発揮する力です。今後、子育ての不安や悩みが軽くなると思います。
本番に強い子どもの3つの特徴
本番に強い子どもには、共通する特徴があります。
1つ目は「自己効力感が高い」ことです。「自分ならできる」と心の底から思えると、本番に強くなります。
2つ目は「失敗を恐れない子」です。本番で強さを発揮するには、勇気が必要です。「とりあえず挑戦してみよう」と思える子は、本番に強いでしょう。
3つ目は「集中力が高い子」です。集中力が高い子は、一つのことに没頭できます。本番でも周りが気にならなくなり、力を発揮できるのです。
お子さんがこれらの特徴を持っていれば、本番に強いタイプだといえるでしょう。
本番に強い子どもを育てる3ステップ
自己効力感を高め、失敗を恐れず、集中力を養うために、親ができることは3つあります。1つ目は「愛情バロメータUP」です。
これが上がると、子どもは「自分には価値がある」と感じるようになります。その結果、「こんな価値のある自分ならできる」と考えられるようになるでしょう。
2つ目は「好きなことをたくさんさせる」ことです。集中力は、一つのことに長時間取り組む経験から育まれます。
子どもが何か一つのことを始めたら、生活リズムを崩さない範囲で「好きなことに集中する時間」を確保しましょう。
3つ目は「新しいことに挑戦させる」ことです。失敗を恐れない気持ちは、挑戦する経験の中で養われます。
そのため、子どもがいろいろなことに挑戦できる機会を作りましょう。うまくいかなくても叱らず、挑戦したことを褒めましょう。
プラスアルファの効果を生む「慣れ」の経験
本番に強くなるためには、上記の3ステップに加えて「慣れ」も重要です。
いくら自己効力感が高く、失敗を恐れず、集中力があっても、初めての経験では緊張するからです。そのため、
- 受験の場合:模擬試験や検定を別の会場で受けるなど、普段と違う場所で体験する
- スポーツの場合:練習試合をしたり、本番と同じ会場で練習する機会を作る
- 英語の場合:教室での勉強だけでなく、実際に外国人と話す機会を増やす
本日のまとめ
本番に強い子どもは「自己効力感が高い」「失敗を恐れない」「集中力がある」という特徴を持っています。
これらの力は「愛情バロメータを上げる」「好きなことに集中させる」「挑戦を褒める」という日々の関わりで育てられます。
普段から子どもの挑戦を応援し、失敗しても大丈夫という安心感を与えてあげることが大切です。
明日ですが、「片付けられない子どもの改善法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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