先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高二の息子がいます。スマホばかりしていて朝起きれず、学校に行けません。行っても授業中に寝ているので、進級ができないかもと学校から言われています。
バイトも休みがちで2度クビになり、色々話もしてるのですがどうにもなりません。どうしたら良いでしょうか?
近年、スマホに依存して生活が乱れるケースが増えています。学校も行けずバイトもクビになるのは、親として心配ですよね。
そこで今回は、「スマホ中毒の高校生を救う方法」をお伝えしましょう。単純にスマホを取り上げても、問題の根本解決にはなりません。
お伝えすることを行うことで、スマホ以外のことにも興味を持てるようになります。自分の生活や将来について考え、勉強や進路にも向き合うことができるようになるはずです。
まずは愛情バロメータをチェック
はじめに、愛情バロメータをチェックしましょう。愛情バロメータが低いと、子どもは無気力になり、スマホ依存や不登校に発展しやすくなるからです。そのため、
- 子どもがしたい話ができているか
- 子どもがしたくない話もできているか
そのためには、「子どもが求めていることをできる限りやってあげること」を意識しましょう。
アニメ・ゲームなど子どもが興味のある話をし、頭ごなしに「スマホをやめなさい」と言わないことが必要です。
親子関係が良くなり、子どもが親に心を開くようになると、少しずつスマホ以外の選択肢を持てるようになります。
愛情バロメータが高い場合の対応
愛情バロメータがある程度高くなったら、現在の状況が続くとどうなるかを冷静に伝えましょう。
- 留年や退学の可能性
- 退学後の選択肢(転校や就職)
「勉強したくないなら働けばいい」と伝えた上で、子ども自身に今後の人生をどうしたいか考えさせることがポイントです。
その上で「転校して再スタートを切る」「学校を辞めて就職する」のを希望するなら、それを応援しましょう。
今の学校を続けたいと思っている場合
子どもが「学校を辞めたくない」という気持ちがあるなら、バイトなんかしている余裕はありません。
バイトを辞めて、赤点になりそうな教科から優先して勉強させましょう。ただし、勉強が苦手な子のほとんどは、勉強のやり方がわかっていません。
そのため、「勉強の仕方を教えること」「わからない問題を解決するサポートをすること」が大切です。
親が教えられない場合は、家庭教師や個別指導塾を活用しましょう。
本日のまとめ
スマホのせいで進級が危ない場合、愛情バロメータをチェックし、親子関係を改善することが最優先です。頭ごなしにスマホを否定しないようにしましょう。
愛情バロメータが高い場合は、現状が続くとどうなるかを冷静に伝えることが大切です。
その上で、学校を続けたいならバイトを辞めて勉強の仕方を教え、必要に応じて家庭教師や塾を活用しましょう。
明日ですが、「子どもを潰す親の習慣TOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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