先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
子供は学習障害です。そもそもテスト範囲がどこか、いつテストなのかとかわかっていません。
連絡帳も書いてこないから親が把握するのも難しいです。どのように対応すればいいですか。
子どもが学習障害だと、親としてどこまで何をサポートすべきか悩みますよね。
そこで今回は、「学習障害の子どものサポート法」について解説しましょう。
間違った方法で対応すると、子どもの自己肯定感が下がります。スムーズにサポートすれば、できることが増えて自信を取り戻せるはずです。
学習障害とは何か?

学習障害とは、知的な問題はないのに、特定の学習が難しい状態のことです。
たとえば文字を読むのが苦手(読字障害)、計算するのが苦手(算数障害)、文字を書くのが苦手(書字障害)などがあります。
相談者のお子さんは、連絡帳を書いてこないので、もしかしたら、読字障害で黒板が読めない。
書字障害で、書きたくても書けないのかもしれません。
どうすればいいのか?

学習障害は、サボりではありません。そのため、「頑張って書いてきなさい」と言っても難しいです。
そこで、先生にお願いをしましょう。「ウチの子、学習障害があって、連絡帳をかけません。先生から直接連絡をいただけませんか?」と。
診断書があるなら、学校側もできる限り配慮してくれます。私が教師をしていた時は、生徒の親にLINEで連絡をしていることがありました。
今は時代的に難しいかもしれませんが、連絡をもらうことはできるはずです。
テスト勉強の仕方

ハリウッドスターのトムクルーズも、読字障害です。役者なのに、台本を読むことができません。
そこで、母親やアシスタントがセリフを読み、耳で聞いて覚えていたそうです。
お子さんが学習障害の場合も、このように特性を補う勉強をしましょう。
文字が読めないなら、親が読んであげる。漢字が読めないなら、ひらがなを書いてあげる。
最近は学習障害をサポートするタブレットもあるので、そういったものを活用するのもいいでしょう。
本日のまとめ

学習障害は、本人の努力不足ではありません。脳の特性によるものです。
テスト勉強では、苦手な方法ではなく得意な方法を使うことが大切です。適切にサポートすることで、子どもは自信を取り戻せます。
明々後日ですが、「『勉強しなさい』がやめられない方へ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

 
  





































































































































この記事へのコメントはありません。