子どもが部活で疲れて勉強せず、成績が下がっていると心配ですよね。部活をやめさせるべきか、悩む家庭もあるのではないでしょうか。
そこで今回は、「部活と勉強を両立する方法」をお伝えします。
部活と勉強どちらも大事だからこそ、バランスを取ること、つまり両立する力をつけることが重要です。
両立の仕方を学ぶことで、成績UPや部活の活躍につながります。将来的には、仕事と家庭のバランスを取れる大人へと成長できるはずです。
目次
部活と勉強を両立できない3つの理由
部活と勉強を両立できない理由は、主に3つあります。1つ目は、「時間の使い方が下手」なことです。
多くの子どもは、疲れた状態で無理に勉強しようとします。ただこれでは頭が働かず効率が悪いため、結局ダラダラと時間を無駄にしてしまうのです。
2つ目は、「やる気の問題」です。部活で体力を使い果たした後は、集中力が低下し、勉強に取り組む気力が湧きません。
机に向かってもなかなか進まず、「やっぱり勉強は無理だ」と諦めてしまうことが多くなります。
3つ目は、「効率の悪い勉強法」です。勉強時間を確保できても、やり方が間違っていると成果が出ません。
長時間書き写すだけの勉強や暗記ばかりに頼る方法では、短期間で成果を上げることが難しくなります。
具体的な改善方法
では、どうすればいいのか。
部活と勉強を両立するためには、効率的な時間の使い方を習慣化することが重要です。次の3つのポイントを意識しましょう。
1:朝学習の習慣を取り入れる
夜は疲れて勉強できないことが多いため、早めに寝て朝に30分ほど勉強する方法が効果的です。部活前の時間を少し活用するだけでも、集中力が高い状態で学習ができます。
2:夜に勉強する場合は、仮眠を取る
部活後に疲れた状態で勉強を始めても、集中力が続きません。この場合10~20分程度の仮眠を取ることで、脳がスッキリし、効率的に勉強できます。
ただし寝すぎると逆に眠気が増すため、長時間寝ないように注意が必要です。
3:無駄な時間をカットする
ゲームやスマホの時間が長すぎると、勉強に使える時間がなくなります。生活の中で優先順位を考え、削れる時間を意識的に減らしましょう。
親が絶対にしてはいけない声かけ
上記のことを子どもにさせたいと思っても、なかなか思うように子どもは動きません。
そんな時は、どういった言葉をかければいいのか。
次のような間違った声かけをすると、子どもはやる気をなくすので注意しましょう。
1:部活を否定する言葉(例:「部活なんてやめれば?勉強の方が大事でしょ?」)
部活を否定されると、「自分の頑張りを理解してもらえない」と感じ、親子関係が悪化します。2:他人と比較する言葉(例:「同じ部活の○○くんはもっと勉強してるよ」「お姉ちゃんのときはこうだったのに」)
他の子と比較されることで、子どもは「自分はダメなんだ」と感じ、やる気を失ってしまいます。3:一方的なルールを決める言葉(例「次のテストで○点取れなかったら、部活は一旦休むように」)
ルールを一方的に押し付けると、子どもは「勉強=罰」という意識を持ちます。その結果、勉強そのものが嫌になり、逆に成績は下がるでしょう。本日のまとめ
部活と勉強は、どちらも大切です。両立するためには、時間の使い方、やる気の維持、効率的な勉強法を意識しましょう。
親の関わり方も重要です。部活を否定したり、他人と比較したり、一方的にルールを決めたりすることはやめましょう。
明日ですが、「家で暴れる息子に親がする2つのこと」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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