先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
うちの子は中学生です。部活をやめたいようです。三年続けることが大事と書いてありました。部活をやめると県によっては公立厳しいですか?また新しい部活を作ることはそんなに難しいでしょうか?
多くの中学生が部活動に励んでいるので、辞めることが受験などにどんな影響を及ぼすか、心配になることもあると思います。
基本的には三年続けることがいいとされている部活動なのですが、辞めたいと思ったとき実際にどうすればいいかお話します。
お子さんが部活を辞めたいと思ったことがある場合も、現在部活を辞めたがっているという場合も、後悔しない考え方がわかるかと思います。
うちの子は今まで部活を辞めたいと思ったことはない!という場合は、今後部活を辞めたいと思ったとき、役に立つと思うので、頭の片隅にでも入れていただければと思います。
目次
ステップ1 辞めたい理由を考え、すぐにできる対策を行う
子どもが部活を辞めたいと思うのは、理由があります。まずはそれを考えてみましょう。いろいろあると思いますが、大きく分けると2つに分類することができます。
人間関係のトラブル
辞めたい原因が人間関係のトラブルによるものだった場合は、まず先生に相談してみましょう。トラブルが解決できたら、辞めたい気持ちがなくなる可能性が高いからです。部活動内の仲間同士でトラブルがあるなら、顧問の先生に相談してあいだに入ってもらうことで、解決してもらうようにします。
部活の先生が原因ということなら、学年主任など他の先生に相談してみるのがいいと思います。先生のやり方が合わないという場合でも、一度相談してみましょう。
これでも解決できない場合は、ステップ2の方法で対応することになります。
雰囲気が合わない
全国大会を目指して頑張っている部活もあれば、大きな大会や成績重視ではなくみんなでワイワイやるという部活もあります。顧問の先生や先輩が厳しい部活もあれば、そんなことない部活もあったり、毎日やるところもあれば、週1のところもあります。
どちらにせよ、自分が求めているものと違う場合、その部活で楽しむことは難しいです。この場合、ステップ2の方法で対応していきましょう。
ステップ2 部活動を辞めるか変える、決断する
雰囲気が合わないとか、先生のやり方が合わなくて相談したけど解決しない場合は、部活を辞めるか変える形になります。
ただ、今回の相談者は、「部活を新しく作ることは難しいか?」と「受験への影響がどれくらいか?」気にされていたので、こちらについてお伝えします。
新しく部活動を作るのは難しい
新しく部活を作るのは難しいですか?という質問に対する答えですが、これは正直難しいです。生徒だけでなく、教師が新しい部活を作るのも簡単ではないので、子どもだけで作ろうとするのはかなりハードルが高いと思っておいてもらったほうがいいです。
もちろん、たまたまうまくいって新しく部活を作れるという運びになる可能性もゼロではありません。
「必ずできる!」と思ってやらないほうがいいですが、試しに挑戦してみるという感じならチャレンジしても良いと思います。
高校受験への影響はあまりない
部活を辞めることによって、受験で何か不利になってしまうのではと心配になる方もいると思います。でも、安心してください。受験への影響はほとんどありません。正確には、多少影響もありますが、部活を辞めただけで志望校に行けなくなるというレベルではありません。
楽しめないのに内申のためだけに続けるというのは、気持ちの面でもあまいいいとは言えないので、辞めるか変えるかのどちらかが良いと思います。
本日のまとめ
三年続けるのがいいとされる部活動ですが、そもそも雰囲気が合わないとか、先生のやり方が自分に合わないという場合は辞めるか変えるかする方が良いです。
新しく部活を作るというのは、教師でも難しいのでやってみるなら「試しにやってみる」という感じに留めておくようにしましょう。
質問者の方も心配されていた受験への影響は、基本的にはほとんどありません。内申のためにイヤイヤ部活を続けるよりも自分の人生を優先することが大事です。
次回ですが、「春休みの宿題を早く終わらせる方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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