子どもとの関係がうまくいかないと、悩んでいませんか。でも、大丈夫です。子育ての基本を理解することで、親子関係は改善できます。
そこで今回は「愛知県でPTA講演をしました」というテーマで、講演の様子とそこでお伝えした思春期の子育ての基本をお伝えしましょう。
同じことを実践すれば、お子さんとの関係が良好になります。親子の信頼関係も深まり、家庭のストレスも減るはずです。
愛知県小中学校PTA連絡協議会での講演会の様子
2025年6月16日に、愛知県PTA小中学校連絡協議会でPTA講演の講師をしました。参加者は500人以上いらっしゃったと思います。7割くらいは、保護者の方でした。
最後にアンケートを取らせていただいたところ、100点満点中、100点が91人、90点が47人、80点が11人で、70点以下は0人という結果でした。
「愛情バロメータの話がよくわかりました」「子どもと親の愛情のすれ違いも目から鱗が落ちました」といった温かい意見をいただくことができました。
PTA講演会でお伝えした3つのこと
PTA講演会では、思春期の子育てについて重要な3つのことをお話ししました。これを意識すれば、大きく失敗することがなくなるからです。
1つ目は「思春期の子育ての土台は、愛情バロメータUP」という話です。
愛情バロメータが上がると、子どもは気力が出てきます。その結果、勉強を頑張ったり学校に行ったりすることができるのです。
一方、これが下がると気力がなくなるため、学校に行かなくなったり、勉強もしなくなったりします。この基本的なメカニズムを、お伝えしました。
2つ目は「愛情バロメータの上げ方」です。子どもの正常な要求をできるだけ聞くことを意識しましょうと伝えました。
具体的には、話を聞いてほしい、頑張りを認めてほしい、好きな料理を作ってほしいといった要求を、できる限り聞きくことが大切です。
3つ目は「迷傷法はしっかり叱る」ことです。人に迷惑をかけること、人を傷つけること、法律に違反することは、叱らなければいけません。
それができないと、善悪のつけられない人間になってしまいます。これらを意識しましょうとお伝えしました。
最低限、この3つを意識できれば、大きな失敗につながることはなくなるでしょう。
もし上手くいかないときは?
普段からこの3つを意識しているのにうまくいかない場合、次の2つをチェックしましょう。1つ目は「見せかけの親子関係になっていないか」です。
子どもが気を遣って親に合わせている場合、親は「ウチの子は、愛情バロメータが高い」と感じます。
ただ、子どもの中ではストレスがたまっていることもあります。
これでは、うまくいきません。子どもが親に気を使いすぎていないか、優等生を演じていないかチェックしましょう。
2つ目は「完璧主義になっていないか」です。うまくいっていないのではなく、基準が高すぎることもあります。
思春期の子は、1回言っただけでできるようにはなりません。10回言ってようやく理解できます。
「昨日も言ったのに、理解してもらえない」と悩んでいたら、思考を変えましょう。昨日1回言っただけでは、9割の子は理解できなくて当然だからです。
イライラせずに、10回は言う気持ちで向き合いましょう。
本日のまとめ
思春期の子育ては、まず「愛情バロメータを上げること」が土台です。子どもの正当な要求はできるだけ受け入れ、ダメなことは、しっかり叱りましょう。
うまくいかないときは、完璧主義と見せかけの関係にならないかチェックしましょう。根気よく愛情バロメータを上げていくことが大切です。
なお、愛情バロメータの上げ方は、
>>思春期の子育て無料講座
で詳しく解説しています。よかったら、参考にしてみてください。
明日ですが、「スポーツ特待進学はアリなのか?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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