低IQでADHDの子の人生サポート法

ADHD

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

高校2年女子です。いくら親子関係が良くてもIQ87でADHD傾向があったら、成績は上がらないですよね?

ワーキングメモリが低く、勉強しても覚えるのが辛いみたいです。他に強みも無くこういう子供は、勉強に見切りをつけて清掃や製造など簡単な仕事を選べば良いでしょうか?

お子さんのIQが低くてADHDの傾向があると、将来が心配になりますよね。でも大丈夫です。正しくサポートすれば、幸せな人生を送ることができます。

そこで今回は、「低IQでADHDの子の人生サポート法」について解説しましょう。

間違った考え方で進路を決めると、お子さんが不幸になってしまいます。正しい順序でサポートすることで、お子さんが幸せな人生を送れるようになるはずです。

大事なのはIQよりもADHD

勉強

最初にお伝えしたいのは、IQよりもADHDの症状を重視すべきということです。ADHDの症状がひどい場合、通常学級で授業を受けるのが難しいことがあります。

ただ今回のケースは高校生なので、きちんと受験ができたということです。つまり、それほど重度ではない可能性が高いでしょう。

IQ87は、平均の100よりも少し低いレベルです。それで軽度の発達障害であれば、きちんと勉強をサポートしていけばオール3程度は十分に取れます。

今から、あきらめなくても大丈夫です。

仕事は能力ではなく好みで選ぼう

清掃業

次に、仕事を選び方です。基本的には、能力ではなく好みで決めた方がうまくいきます。

また、清掃や製造は、IQが低くてもできる仕事というのは間違いです。IQが高くても、清掃が好きだからこそ清掃業を選ぶ人もたくさんいます。

そのため、お子さんが物作りが好きなら製造業を選べばいいですし、掃除が好きなら清掃業を選べばいいでしょう。

どちらも好きでない場合は、別の仕事を選んだ方がうまくいきます。大切なのは、お子さんが何をやりたいのかをベースに考えることです。

幸せな人生を送るサポート法

サポート

最後に、相談者さんのお子さんを今後どのようにサポートするといいか、まとめましょう。

高校2年生なので、最初にやるべきことは高校をきちんと卒業できるようにサポートすることです。

今ギリギリの状態だと思いますが、2年生に上がれたということは最低限の1年生の内容はできています。

赤点さえ取らなければ卒業できるので、一番赤点に近い苦手科目を集中的に勉強させましょう。

次に、夢を見つけるサポートをします。色々な経験を積ませましょう。夢が見つかったら、そこから逆算して進路を決めるといいです。

本日のまとめ

夢

IQよりも、ADHDの症状を重視して判断することが大切です。仕事は能力ではなく、お子さんの好きなことで選ぶとうまくいきます。

まずは高校をきちんと卒業できるように、サポートしましょう。その後、夢や方向性を見つけて、そこから逆算して進路を決めることが重要です。

明日ですが、「愛知県でPTA講演をしました」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!低IQでADHDの子の人生サポート法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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