苦手科目に悩む子への寄り添い方

不登校

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

小6の次男は五月雨登校です。ひとり親ですが、有休を使い1ヶ月半、子供のそばで愛情バロメータを高めるために接してきました。

学校へ行きたくないのは嫌いな授業があるからだそうです。書道の筆を洗う片付けや英語の時間の発表が苦手だったり、体育は水泳(体型を気にしている)が嫌だ、と言います。

水泳では見学も拒みます。どのような対策をすれば良いでしょうか?

特定の授業が嫌で、学校へ行きたがらないケースは珍しくありません。でも大丈夫です。正しく対応すれば、必ず改善します。

そこで今回は、「苦手科目に悩む子への寄り添い方」について解説しましょう。

正しい方法で対応すれば、苦手な授業があっても学校に行けるようになります。充実した学校生活を過ごすことができるはずです。

引き続き愛情バロメータをあげよう

愛情

苦手な授業がいくつもある場合、考えられる原因は2つあります。1つは、発達障害などの傾向がある場合。

もう1つは、愛情バロメータが低いことです。愛情バロメータが低いと気力がなくなるため、なんでもやりたくなくなるからです。

相談者さんは、1か月半有給を使って子どもに接してきたと書かれています。これは、素晴らしいことです。

引き続き、お子さんの求めることをしていきましょう。たとえば、好きな料理を作る、話を聞く、一緒に過ごす時間を増やすなどです。

さらに上がれば、改善されてくるはずです。

先生や友達との繋がりを作ろう

教師と生徒

相談者さんのお子さんは、苦手科目を理由に学校を嫌がっています。どうしたら、これを直すことができるのか。

ほとんどの子は、勉強のために学校に行くのではありません。友達や先生に会うために行っています。

そこで、まずは気が合う先生を見つけましょう。担任でなくても、養護教諭やスクールカウンセラーでも構いません。

次に、その先生に関わってもらいましょう。こういった人間関係ができると、多少嫌なことがあっても学校に行けるようになります。

どうしても嫌な授業があるなら?

電話する

愛情バロメータを上げて、友達や先生との繋がりを作っても改善しない場合もあります。

前述したように、発達障害の傾向がある場合です。この場合は、先生と相談して対応を考えましょう。たとえば、
  • 書道の筆を洗えないなら、筆のみ持ち帰り親が洗う
  • 発表が嫌なら、発表がない授業は出席、発表の授業だけ別室に行く
このように、子どもが授業を嫌がる理由を確認し、それを取り除いてもらうようお願いするといいです。

先生からうまく事情を説明してもらえば、クラスの子も理解してくれます。

本日のまとめ

登校する

苦手な授業がたくさんある場合、発達障害の傾向があるか、愛情バロメータが下がっているかが原因です。まずは、愛情バロメータを上げることから始めましょう。

次に、先生や友達との繋がりを作ります。学校に行く楽しみができれば、苦手な授業も乗り越えられるようになります。

それでも難しい場合は、先生と相談して個別の対応を考えましょう。お子さんのペースに合わせて、少しずつ改善していけば大丈夫です。

明日ですが、「愛情不足の子ども5つの特徴」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!苦手科目に悩む子への寄り添い方

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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