先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高校生の娘はわがままで私への言い方がとても酷いです。ずっと我慢していたのですが、堪えきれず爆発しました。
自分勝手で、人の言うことは受け入れません。いつも人のせいにして人を責めています。だから、友達にも嫌われてるのか、うまくいきません。どうしたらいいでしょうか。
子どもがわがままで言葉がきついと、こちらもイライラしますよね。将来社会でやっていけるのかも、不安になるでしょう。
そこで今回は、「わがままで言葉がきつい子どもの対応法」について解説します。
スムーズに対応すれば、親子関係の悪化を防ぐことができます。間違った対応をすると、さらに子どもの言葉がきつくなるので注意しましょう。
まずは愛情バロメータをチェック
わがままで言葉がきつくなる原因として、愛情バロメータの低下が考えられます。愛情バロメータが下がると、
- 理不尽な要求をする
- 言葉がきつくなる
- 親を避ける
- 親の話を聞かない
そこで、子どもが求めていることをできる限りやってあげましょう。好きな料理を作る、話を聞いてあげるなどが効果的です。
なんでも聞いてしまうのはNG
ただし、注意点があります。子どもの要求を聞くことと、なんでも聞いてしまうことは別物です。
たとえば、子どもが「早く飯作れ」と言った暴言のような言い方をするなら、すぐに応じてはいけません。
「そっか、遅くなってごめんね」と共感しつつも、「ただ、その言い方はおかしいよね?」と伝えましょう。
あまりに続くなら、「謝らないなら、ご飯は作らない」と伝えることも大切です。
発達障害の可能性もチェック
愛情バロメータを上げ、ダメなことを伝えても改善しない場合、発達障害の可能性もあります。
相談者さんのお子さんは、友達関係がうまくいっていません。この場合、ASDの可能性が考えられます。
ASD(自閉症スペクトラム)の特性がある子は、人の気持ちを理解するのが苦手だからです。
その結果、相手が嫌がることがわからず、きつい言葉を使ってしまうことがあるでしょう。
この場合は、その子にあった対応や伝え方をする必要があります。小井出博文先生のような公認心理師に、検査をお願いしてみるのもありでしょう。
本日のまとめ
わがままで言葉がきつい子どもには、まず愛情バロメータをチェックしましょう。
低い場合は、子どもの求めることをできる範囲でやってあげることが大切です。ただし、暴言などダメなことはきちんと注意しましょう。
明日ですが、「勉強法を変えて、数学で満点をとった成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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