先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中3の娘。中1後半に友人トラブルから不登校。親子関係を改善し現在は高校進学を目指し休みながらも登校、塾で勉強もしている。
家ではのびのび過ごし親子関係も悪くないが、学校では自分の気持ちを人に言えない。
頼まれたら親が出来ることはしているが（学校へ早退の連絡をするなど）、本来自分で伝えられる事をどこまでサポートしてよいか、また今後どう接していけば良いのか。
少しずつ不登校が改善しつつあると、子どもとの接し方をどこまでサポートすべきか悩みますよね。
実はここで判断の仕方を間違えてしまうと、子どもはやりたい放題になってしまいます。
子どもの言いなりになることが、正解ではありません。子どもとの関係が良好になる要求の聞き方をまとめました。
結論！甘えはどれだけ聞いてもOK
子どもの甘えは、できる限り聞いてあげましょう。甘えとは、子どもの年齢や状況からして当たり前にしてくる要求のことです。
たとえば「今日体調が良くないから午前中で帰ってもいい？先生に連絡してくれない？」という要求はどうでしょうか。
これは聞いてあげてＯＫです。心や体の不調が理由であり、親に助けを求めている状態だからです。
一方「ゲームしたいから、早退してもいい？」これは聞いてはいけません。ただのサボりだからです。
「ゲームは楽しいよね、でもあと１日で休みだから頑張れ」と背中を押してあげましょう。
志望校の合格条件を確認しよう
今回の相談者さんは、高校進学を目指しているとのことです。そのため、事前に志望校の合格条件は確認しておきましょう。
全日制高校の場合は、出席日数が合否に影響してくることが多いからです。
出席日数が一定以上ないと合格できないなら、増やすために先生と対策を考えたり、志望校を変えたりする必要があるでしょう。
一方、出席日数が関係のない学校なら、すぐに対策する必要はありません。
高校から再スタートを目指そう
子どもの不登校で悩んでいる場合、中学３年生の秋、冬であれば、焦って解決するのではなく、高校から再スタートを切るのもおすすめです。
万が一、無理して学校に戻って何かトラブルがあると、高校進学への気持ちが後ろ向きになってしまうからです。
高校からの再スタートが切れるよう、愛情バロメータを上げましょう。また、心の底から行きたい進路を決めることも重要です。
将来の夢ややりたいことが叶う学校であれば、自ら頑張ることができます。
本日のまとめ
何でもかんでも子どもの言いなりになるのは、間違いです。
ただし、子どもの年齢や状況からして当たり前にしてくる要求（甘え）は、できるだけ聞いてあげましょう。
すると愛情バロメータが上がり、不登校解決はもちろん、子どもの明るい未来を作ることにも繋がります。
明日ですが、「子どもの将来が台無しになる親の行動とは？」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説！どこまで子どもの要求を聞くべきか？
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