私は現在、
年間3000組くらいの家庭の
相談に乗っています。
すると、
親子関係が悪化する家庭の、
典型例パターンというのが見えてきます。
一番多いパターンが、
「家庭がブラック企業になっている」
というケースです。
このケースになると、
子どもは高確率で、
不登校、暴言、暴力、スマホ依存
などになります。
そうなってからでは遅いので、
ブラック企業にならない意識改革
についてお話しします。
この意識で子どもに向き合えば、
子どもが問題行動を起こすことは
ほとんどなくなると思いますよ。
ブラック企業とは何か?
少し前に、
働きすぎで自殺をしてしまった
というのがニュースになっていました。
今の日本というのは、
とにかく残業する会社が多いです。
銀行の大手に努めている私の友人に、
- 毎朝7時出社
- お昼ご飯を食べる時間はない
- 帰宅は毎日21時
という状況の子がいます。
1日14時間労働です。
給料はかなり良いそうなのですが、
これだと平日は寝るだけの生活なので、
何のために生きているのかわからなく
なってしまうと思います。
休む暇もなく働かせられる企業は
ブラック企業と呼ばれています。
現代の日本の子どもたちの1日
実は今の子どもたちの、
毎日の生活を振り返ると、
ブラック企業と同じような子が多いです。
- 朝練のため7時に登校
- 9時から15時まで勉強
- 15時から18時まで部活
- 19時から21時まで学習塾
やっていることは違っていても、
生活リズムとしては、
ブラック企業で働くサラリーマンと
変わりありません。
自分の意思で部活動をしている子なら、
まだ気持ち的に余裕があるのですが、
嫌々部活動をしている子だったら、
完全に精神が崩壊すると思います。
家庭がブラック企業になったら終わり
ここで少しイメージしてみてください。
21時に家に帰ってきた子に対して、
もしあなたがこういった言葉をかけたら、
子どもはどう感じるでしょうか?
「早くご飯を食べて勉強しなさい!」
サラリーマンに例えるなら、
1日14時間労働をしてヘトヘトな状態で、
夕食後にまた「仕事をしろ!」と上司から
言われるのと同じ状態です。
私だったら、
完全に鬱になると思います。
「俺は1日4時間部活をして、
7時間も勉強したのに、
まだ勉強しないといけないの?」
と反発すると思います。
これが家庭のブラック企業化です。
家庭は心と体が休まる場
もし上記の状況になっていたら、
おそらくお子さんと親の関係は
あまり良好ではないと思います。
なぜなら家庭というのは
体と心を休める場ではないと
いけないからです。
この役割ができない家庭だから、
- 家出をする
- 部屋に引きこもる
- 暴れたり暴言を吐いたりする
という行動を、
せざるを得ないのです。
このままだと精神が崩壊するから、
それを守るために上記の行動をとっているのです。
もちろん高校に進学するために、
- 宿題を提出する
- 最低限の成績を取るために学習する
ただ強制しすぎて、
子どものキャパを超えてしまうと、
防衛本能を働かざるを得なくなるのです。
子どもの意思を尊重することが大事
もしあなたの家庭が今
ブラック企業化していたら、
次の2つの考えで接してあげてください。
- 子どもの意思を尊重する
- 親は子どもの求めるサポートに徹する
ということです。
必要最低限のことをした後、
もっと上を目指すかどうかは、
子どもに決めさせないといけないのです。
もし子どもが上を目指し、
それをサポートしてほしいというなら、
全力でサポートする。
ただ子どもが求めていないなら、
それ以上強要せず、
全力でその子の意思を受け止めてあげてください。
これこそが、
子どもにとって一番幸せな
家庭の形だと思います。
明日ですが、
「スマホ依存の原因と解決策」
というお話をします。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ
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